Vol.141 2015.11.20(金)の練習風景

 長く苦しんできた「序曲1812年」も遂に最終小節にたどり着き、とりあえず「1シーズン目」とでも言うべき練習を終えました。楽曲の一部を占める変ホ短調という難しい調、度々登場する臨時記号や耳馴染みのない和音、そして普段演奏している吹奏楽曲とは違って予想しにくい音符の並び方に、自分も含め多くの団員の皆さんが苦しんだことと思います。この日の練習でもそれがよく音に表れてしまいました。本番までまだ時間があるとはいえ、「序曲1812年」の練習はまだ楽譜上の音を正確に追う段階を超えていないと思います。その意味ではまだまだスタートラインの手前と言えるかもしれません。
 それはさえおき、実を言うとこの「序曲1812年」はあまり好きな曲ではありませんでした。解りやす過ぎる構成と曲の長さにアンバランスを感じていたのと、何よりフィナーレ前の全員ユニゾン下降部分が意味不明!と思っていたのでした。(敗走するナポレオン軍を追うロシア軍、というのも「そのまんまやん!」という感じ・・・)
 今ではだいぶ好きになってきました。慣れただけなのかもしれませんが、いろんな接し方をしているうちに捉え方によっては好きになれることもあると思います。
 すごくミーハー(今言わない?)なことに、誰かに「すごくいい曲やで!」と教えてもらったり、雑誌や何かで「珠玉の名曲!」なんて書いてある曲は、高校・大学時代からすぐにCDショップに駆け込むか、ネットで注文して聴いてみましたが、自分の感性が乏しいせいで、何がいいのか全く分からない曲にもたくさん出会ってきました。そういうときはCDを売りたくもなりますが、クラシック・吹奏楽に関係なく、その時々の気持ちの調子とか、年齢・経験・感じ方・接し方の違いで、なぜかアホみたいにいい曲に聴こえたりもするもので、とりあえずCDは売らずにコレクションするのかなあと思っています。それから、好きじゃない曲でもとりあえずしばらく吹いてみるww
 あと、自分で作った曲は、酔っ払っているときだけ、割といい曲に聴こえることがあります。

ちゅーば こんどう

Vol.140 2015.11.6(金)の練習風景

本日は練習指揮者K藤さん作曲『コラール・ソノラメンテ(響き渡るコラール)』の初合奏でした。
詳しくは、11月7日付の指揮者のひとりごとをご覧ください(!?)
4thホルンを演奏したのですが、コラール、対旋律とどちらも楽しめる素敵な曲です。
最終小節の和音では、『「終わったのかな、あれ? それとも終わってないのかな」という響き』を作る音を担当し、一つの音でこんなに響きが変わるのか!と驚きました。一音の大切さを改めて意識しました。
一年間練習していくのが楽しみです。作曲者のK藤さんありがとうございます!

続いて1812の練習。オケ編はやはり難しい。
ホルンにはフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」の旋律が出てきます。歌詞の意味を調べてみたら、勇ましくてびっくりしました。勇ましいナポレオン軍のようにかっこ良く、スマートに演奏できるよう頑張ります。

ホルン おおたけ

Vol.139 2015.10.30(金)の練習風景

仕事柄、いつも練習は基礎練習の途中からか、合奏の途中から参加しています。

この日は基礎練習の途中から、なんとか滑り込み、コラールも吹けました。

本日のメインは先週に引き続き「1812年」。の96小節目から 165小節目までのおさらい。そして165小節目からのゾーンに突入するゾというのが目標でした。一つ一つの音を丁寧に確認しながらの合奏。

先週から木村さんが各パートの楽譜修正をメールで流してくださっています。それを確認しながら書き込んできましたが。。やっぱり不注意でミスしてしまいます。深く反省。

フラット4つゾーン。臨時記号のオンパレード。ものすごーい緊張感。。レミゼの A Heart Full Of Loveも神経を使いましたが、負けず劣らずのゾーンです。

私もこの日の練習で、ずいぶんたくさん外しました。ひたすら隣のあおいちゃんに謝ってた気がします。

なんだか自分の反省文のような感じになりましたが。まずは個人で音の整理をすることからはじめていきます。

くらりねっと よこぜき さやか

Vol.138 2015.10.23(金)の練習風景

こんにちは。
せせらぎフルートの伊東です。

23日(金)の合奏は「1812年」の、練習番号96~165の区間。
C管のフルートは、まさに96から♭が6個という、脳が拒否しているゾーンに突入…。いや、フルート隊の名誉の為に…、拒否しているのはたぶん私だけです。
プラスする事の臨時記号の嵐…。でも、これだけ♭がついていたら、基本的にナチュラルが入る場合が多いのですが、まあ大変。
でも、この日の合奏で、丁寧にテンポを落として、分割して練習していただいたので、かなり頭の中が整理されたように思います。(ちなみに、このゾーンは223まで続き、258~278も♭6個です。)

今度のコンサートの曲は、まだ2曲ですが、どちらの曲もなかなか手強いので、すでにキャパの70%くらい来ちゃってる感じです。大丈夫か…。いえ、これもあくまで私の話ですが…。
でも、フルート隊は人数も増え、頼もしいかぎりです。

Vol.137 2015.10.10(土)大住中学校さんPTA音楽鑑賞会

10月10日、気持ちのいい秋晴れの中、大住中学校さんで行われたPTA音楽鑑賞会で演奏してきました。

ご依頼いただいたときは、PTAの方を対象とした音楽鑑賞会ということで、改まって鑑賞されるなんて緊張するなぁ…と思っていましたが、当日は生徒さんやそのご兄弟であろうお子さん達も聞きに来てくださり、楽しく演奏させていただきました。聞きに来てくださった皆さま、準備を進めてくださった先生やPTA委員の皆さま、ありがとうございました。
客席に子どもさんの姿がある方が落ち着くのは、毎年7月に行っているせせらぎコンサートの客層の影響でしょうか。プログラムもお子さんからお年寄りまで、幅広い年齢の方に楽しんでいただけるものの方が、せせらぎらしいように思います。

今回のご依頼、始めにお話をいただいたのは6月末。この8月から団長になった私は、団長になる前ではありましたが先方とのやり取りや打合せなど、本番に向けた段取りを初めて一から行わせていただきました。慣れないことに胃が痛くなりそうな(実際には丈夫な胃腸の持ち主なので、あくまでそんな気がするだけですが…)日々を送っていたため、無事に終わってほっとしたというのが正直な感想です。まだまだ、準備も本番も楽しむ余裕はありません。
私が気づかないところでも、たくさんの方に助けていただいていたのではないかと思います。いつもありがとうございます。吹奏楽経験もせせらぎ歴も先輩の方がたくさんおられるので、多少のミスやトラブルは何とかしてもらえると落ち着いていられます。

次週からは来年の第29回せせらぎコンサートに向けた練習再開です。気持ちを新たに、コツコツと練習に励みたいと思います。

新米団長

Vol.136 2015.10.3(土)の練習風景

10/3(土)は、呉竹文化センターで臨時練習でした。

土曜日ということ、10月という季節柄、行事があるかたもおられたのでしょう。練習
開始メンバーは、

フルート・ピッコロ×2

クラリネット×2

アルトサックス

トランペット×2

ホルン×1

トロンボーン×1

チューバ

パーカッション×3

それぞれの楽器の音がよく聴こえるというよりも、個人の音が明確になる練習でし
た。

コラール・レリジョーソで合奏開始。10/10の依頼演奏の曲をそれぞれ小返ししな
がら、1曲づつ進んでいきました。

改めて、伴奏であれ、メロディーであれ、ひとつひとつの音の存在をかんじさせられ
ました。(今さらで、すいません…)

そうこう練習している内に、アルトサックス、トロンボーン、クラリネット、アルト
クラリネットの4人が加わり、パワーアップ!

少々疲れたあたりで、全7曲を通し練習。

小返し練習で、ご指導して頂いた、テンポの乱れ、ピッチの悪さ、音の抜け、リズ
ムの不確実…などなど、注意すべきポイント満載と口の疲れで、よけと、乱れまく
る。

あ~あ、ここがあかんところ。心の乱れは音の乱れと言い聞かせながらも、びよんび
よん乱れてしまう。

譜読みとイメトレで、1週間 はぃ 練習します。

クラリネット ふるかわ

Vol.135 2015.9.25(金)の練習風景

9月25日20時過ぎ、

ようやくスタジオへ辿り着いた時には既に合奏中でした。
世界に一つだけの花。
私としては本家槇原敬之さん歌唱の方が好みではありますが、言わずと知れたSMAPの大ヒット曲です。
せせらぎの依頼演奏ではよく選曲されます。
心地よいサウンドを聴きながら準備して合奏に合流できたのは、この曲の最終通しの場面でした。
そして合奏を利用してウォームアップ、申し訳ありません…。
次の曲は、アフリカン・シンフォニー。
そして、サザエさんア・ラ・カルト。
この3曲が今日の練習のラインナップでした。

今日の3曲の中でとても付き合いの長い曲があります。
アフリカン・シンフォニーです。
この曲、私と同世代の吹奏楽人なら回数を覚えきれないくらいに演奏してきた曲だと思います。
私の「はじめまして」はおそらく中学時代ではなかったかな。
中学で吹き、高校でも吹き、そしてアマチュア楽団に所属してからも吹き。
しばらくご無沙汰だったこの曲、意外なところで響いてきて「おっ」と思った記憶があります。
そう、高校野球・甲子園での応援団・吹奏楽部による演奏です。
最近ですと、最新のヒット曲が早々に編曲されて演奏されるのを聴きますが、
一時は「狙いうち」「タッチ」「サウスポー」といった往年の大ヒット曲に並ぶように「アフリカン・シンフォニー」が各学校共に演奏されていて、
吹奏楽経験のある人たちにはメジャーな曲でも、一般的にはこんなマイナーな曲がよく使われるもんだなぁと思ったものです。
野球の応援に使われるほど勇壮で迫力のある曲で、決して複雑ではないわかりやすいメロディを各楽器で代わる代わる演奏するスタイルの曲なのですが、
それが故に「ただただうるさい曲」にもなってしまいがちで。
中学や高校時代の演奏時にはそんな演奏をしてしまっていたのかなと思い出したりもします。
出すところは出す、でも引くところはスッと引く。
クレッシェンドのふくらみのタイミング、音符の終わりはスパッと切る、16分音符、スタッカートは「ピッ、ピッ」と後を引かない。
うるさいだけの演奏にならないように気をつけるべきところは沢山あります。
クラシック系ではなく、こういったポップス系の曲では重要なのは「キレ」。
でも、「キレ」のある曲を吹奏楽で演奏するとどうしても「もっさり感」が出るのも否めないところです。
原曲で使用されている楽器との違いからある意味仕方がない部分ではありますが、そこをいかに表現するか。
この曲に関しての金管楽器には、この「キレ」が求められていると考えて「美しいキレ」を感じてもらえる演奏を、と思っています。

偉そうに語ってしまいましたが、これは自分への言い聞かせなんだなと思っていただけると幸いです

トランペット よこぜき

Vol.134 2015.9.11(金)の練習風景

何か久々のせせらぎ人語更新ですね。
久々の更新ですが、いつもと変わらず練習風景をご紹介します。
(久々の更新なので、何か変わったこと書こうと思ったんですが、思いつきませんでした
…。)

さて…
この日は仕事の都合もあって、遅れての到着でした。
既に基本練習は終わっていて、楽器の準備をしている間に合奏が始まりました。

まずは、依頼演奏に向けた練習。
ニューシネマパラダイスとセドナです。

ニューシネマパラダイスは、今年のせせらぎコンサートでも演奏した曲です。
せせらぎコンサート本番までに映画を観ようと決めていたのですが
先延ばし先延ばしになって、結局まだ観てません…。
依頼演奏本番までには…!

次はセドナ。
これは、去年のせせらぎコンサート後の練習曲として取り上げられた曲で、
久しぶりの演奏でした。
ザ・吹奏楽という感じの急緩急という構成の曲です。
吹いててウキウキします。楽しいです。(まだまだ練習しないといけませんが…。)

さて、最後は来年のせせらぎコンサートに向けた曲の練習。
序曲「1812年」です。
何度か聴いたことがあるのですが、実際に演奏するのは今回のコンサートが初めてです。

いやぁ、難しい!!!
まだまだ、全然吹けてないです…
調号でフラット6個かぁ…って思ってたら、臨時記号でシャープとナチュラルの嵐。
ギャーって感じですよ。ホンマに。
それに加えて、音も高い…。
基礎練もっとやって、高い音も安定して出せるようにしなければ…
(高くないのも不安定なので、そっちもですがね。)

依頼演奏まではあと1か月、次のせせらぎコンサートまではあと10か月。
練習あるのみ、頑張ります…!

チューバ いわもと

Vol.133 2015.7.24(金)の合奏風景

引き続き依頼演奏に向けての練習です。
この日ホルンパートは全員揃ったのですが、さらに見学者の方もいらっしゃった為、総勢7人の大所帯でした!
そんな中、ユニゾンの場所の音程や吹き方を合わせるのはとても難しかった…。
「Let itgo」でエルサが氷のお城を建ちあげる直前、音が飛び飛びで上昇していくメロディー。不慣れな指回しで難しい…しかもユニゾン。しっかり決めないとお城建たないよなあといつも思いながら練習しています…。
「紅蓮の弓矢」はテンポも速いけれど何よりノリが重要。。頭の中には原曲の鋭いイメージがあるのですが、実際の演奏はもたついてしまいなかなか追いつかない…。
この曲が主題歌のアニメは観ていたのですが、曲を詳しくは知らなかったので改めて聴いてみたら冒頭の部分はコーラスなんですね。
原曲を知ると、このメロディーはこんな歌詞の部分だなとか思いながら吹けるのでイメージしやすくなります。
この曲に限らず、映画音楽など原作があるものは出来るだけそれも観てイメージを持つといいのかなと思います。
映画の内容を全く知らないで吹くのと各場面を思い起こしながら吹くのとでは、音に込める感情の入り方が違ってきますしね。
今回は時間もあまりないのでとにかく楽譜をきちんと読み込んで、全員の音がひとつにまとまるようにできたらいいなと思います。
それからこういった歌付きの曲が原曲の場合、原曲を知っていると吹奏楽版を聴いたときの違和感て意外とあると思うんです。
なので原曲に負けないよう、ビシッと決まったカッコいい演奏ができるようにしたいです。なにしろ先方からのリクエスト曲ですからね。
依頼演奏までに練習はあと2回。
小学生のお客さまに喜んでもらえるようにがんばります!
ホルン  きない

Vol.132 2015.7.17(金)の合奏風景

指揮者のひとりごとでも書かれているように、この日は練習指揮者による合奏となりました。台風が接近しており、風はそれほどでもありませんでしたが、大雨で足元の悪い中、以下のメンバーが集まってくれました。

ピッコロ×1
フルート×2
クラリネット×3
トランペット×1
ホルン×4
トロンボーン×4
ユーフォニウム×2
チューバ×1
パーカッション×4
計22名

これに加えて、見学に来てくれた方&助っ人がクラリネット×3、オーボエ×1、パーカッション×1、チューバ×1でしたので、合計28名での合奏となりました。

8月8日(土)にいただいた依頼演奏まで残すところ1ヶ月もありません。練習回数はあと4回。この日は厄介な「Let It Go」「紅蓮の弓矢」とアンコール曲に取り組みました。

今回はポップスをメインに据えたプログラム構成となっていますが、やはり、ドラムを中心とするパーカッションと管楽器メンバーが息を合わせること!これが大事なポイントと感じました。
曲を全部覚え切ってしまって体が勝手に反応するようなところまで行ければいいのかもしれませんが、楽譜とにらめっこの状態では、シンコペーションが頻出する今回のプログラムを消化するのは難しいと思います。周りの音を聴き調整しながら、自分もノリノリで演奏するためには、地道な譜読みが必要不可欠です。そして、退屈なこともあるかもしれませんが、スローテンポでの基礎固め、ハイテンポでのパフォーマンスはまだその先です。

さて、今回の依頼演奏では小学校高学年のお子さんがたくさん聴いてくれるそうです。今は管楽器を吹いたことがなくても、せせらぎの演奏を聴いて中学校や高校で管楽器を始めてくれる子が一人でもいてくれたらとても嬉しいです。

ちゅーば こんどう