Vol.29 《ハイ!こちら せせらぎ音楽事務所です!!!》第1話

ジリリリ〜〜〜ン。
ジリリリ〜〜〜ン。

閑散としたデスクの上の 黒電話が鳴る。

ジリリリ〜〜〜ン。

懐かしい昭和の音が 6畳一間に響きわたる。

ジリリリ〜〜〜ン。
ジリリリ〜〜〜ン。

「すみませ〜ん 所長!私 今 手が離せないんです〜。電話に出て頂けます〜ぅ。」m(__)m
女性所員の織田信子が言う。

ジリリリ〜〜〜ン。
ジリリリ〜〜〜ン。

狭い事務所の一角にある 古い綻びたソファーに座り ウトウト居眠りする所長が
ハッ!と 目を覚ましたかと思えば (゜o゜) こんな顔して 辺りをキョロキョロ。

「所長!電話です! 電話に出て頂けますっ! 私 今 手が離せないんです!」(−_−#)

整理した書類の入った ダンボール箱を 両手で持ちながら織田信子が言う。
ようやく 我にかえった所長だが (´〜`) こんな顔して眠たそう。

「所長!寝ぼけてないで!電話 切れちゃいますから 早く 出て頂けますっ!」
「オッケー!今 出るから そう怒りなさんなって。」
所長が そう言って立ち上がろうとした。

「オ〜〜〜ぉo(><)o 痛ったたぁ〜〜〜!」

所長は 右手で腰を押さえ ソファーに 座り込んでしまった。

「所長!どうしたんですか?」(ノ゜O゜)ノ

慌てて 女性所員の織田信子が ソファーのところへ駆け寄ってきた。
再び 所長が

「痛た〜〜〜ぁいっ!」o(><)o

こんな顔で 叫んだ。
女性所員の織田信子が 下を見ると 所長の足の上に 書類の詰まったダンボール箱があった。(^^ゞ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ジリリリ〜〜〜ン
ジリリリ〜〜〜ン

黒電話は 鳴りっぱなしである。なかなか出てくれないから黒電話もイライラしはじめたらしい。 

ジリジリジリジリジリ〜〜〜ン
ジリジリジリジリジリ〜〜〜ン

「ハイ!こちら・・・・・」 プ−プ−プ−プ−プ−
「あ−ん 切れちゃった」(*_*)
「も−ぉ!所長が 居眠りしてるから電話切れちゃったじゃないですか−っ! 一ヶ月振りの電話だったんですよっ! ほんとに も−っ!」

所長は 右手で腰を摩りながら 。
「ゴメン!ゴメン! そう怒りなさんな。家賃の催促だよ。きっと。」
そう言うと
「コーヒーでも どお?少し休憩でもしたら。 最近 整理で忙しいからね。どお!僕が 入れてあげるから ソファーに座って(^_^)」
所長が右手で腰を摩りながら 女性所員の織田信子 お気に入りの綺麗な花柄のコーヒーカップに コーヒーを注いだ。

「所長 すみません。さっき 足の上に落としちゃって。」m(__)m
「いいんだよ そんな事 気にしなくったって。」\(^^:;)
所長はニコニコしながら 東京都内で一番有名なコーヒーショップで 買ってきたコーヒーを注いだ花柄のカップを 女性所員の織田信子に渡した。
「所長 ありがとうございます。」
そう言って インドネシア産の煎れたての コーヒーを口にした。
「でも所長 さっきの電話 ホントは誰だったんでしょうね。大口の依頼だったら 惜しい事を しましたわ(´〜`;)」
と 言いながら 女性所員の織田信子が インドネシア産のコーヒーを口へ運んだ。
「まぁ いいじゃないか。もう 月末で この事務所も閉めるんだからさ。長い間 僕に付き合ってくれて ありがとう。ホント感謝してるよ」m(__)m
所長は インドネシア産のコーヒーを 自分のカップに注ぎながら言う。
「景気の良かった時代が懐かしいですわ。 めっきり仕事が減って 今じゃ家賃も払えないんですもの。」(>_<) 「さぁ!一息ついたら僕も手伝うよ 織田信子さん」(^O^)/ と 二人の会話に割って入るかのように また例の黒電話が鳴った。 ジリリリ〜〜〜〜ン ジリリリ〜〜〜〜ン 「あっ電話!今度は 僕が出るよ!」(^_^) 所長は 右手で腰を摩りながら 黒電話の受話器を取った。 《ハイ!こちら せせらぎ音楽事務所です!!!》 と 所長の徳川光男が言った。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「あの〜ぉ わたくし 京都で活動しております 吹奏楽団せせらぎの 真田幸子と申します。」m(__)m 黒電話の向こうで 女性の声がした。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   つづく この物語は 半分フィクションであり 登場する人物 時代背景 等は ご想像に お任せします  提供は トロンボーン中川  以上のスポンサーで お贈りしました。

Vol.28 ~2012.7.13(金)の合奏風景(+α)〜

今日の音階&アルペジオはAs-Dur。
吹奏楽の基本であるB-Durから全音1つ分下の調で、
調号はフラットが2つ増えただけだからそんなに難しくない
…はずなのですが、これがなかなか合わない。
基準音では合っていても、その他の音ではそれぞれの楽器の特性で
音程が高くなったり低くなったりしてしまうのですね。
それから今日は、いつも低音をささえてくれているテューバパートが
2人とも欠席ということもあって合わせにくかったのかもしれません。

音階練習のあとは「コラール in Es-Dur ver.2」。
7月7日の「指揮者のひとりごと」にも書いてありますが、
せせらぎコンサート前までは同じ曲のB-Durバージョンを練習していました。
こちらも調が違うだけで演奏のしやすさが随分変わります。

B-DurでもEs-Durでも、この曲を演奏するときに
個人的に気を付けている箇所は、練習番号[B]冒頭の音程です。
ここで急に人が少なくなって、しかもメロディがユニゾンなので
音程が合わないととても目立ってしまうのです。
日頃気を付けている成果があったのか、今日はこの箇所が
トロンボーンとテナーサックスでぴったり合っていると
指揮者から誉めてもらって、ひそかに嬉しかったのでした。

コラールのあとはフィリップ・スパーク作曲の「テームサイド序曲」。
先週から練習を始めたばかりの曲です。
この曲は、冒頭が「四分音符=84」のMaestosoで始まり、
途中から「二分音符=84」のAllegro vivoとちょうど倍のテンポになります。
しかし今日はAllegro vivoの個所でも倍のテンポにはせずに、
そのままのテンポで練習をしました。
おそらく来週からもこのテンポ(=半分のテンポ)での練習が
しばらく続くのだろうなあ、と思います。

演奏者としては、半分テンポでの練習は一般に楽しいものではありません。
楽譜に指定してある通りのテンポで演奏することには憧れがありますし、
できることならば、やはり指定テンポでの演奏が一番楽しいのだと思います。
しかしながら今の段階で指定テンポにしてしまったら、
きっと本当の意味では演奏を楽しむことができないだろうな、とも思います。

建築や美術の分野で「神は細部に宿る」という言葉があります。
「細かいところをきちんと仕上げないと良いものはできませんよ」
というような意味で使われる言葉のようです。
音づくりにおいてもこれは真実ではないでしょうか。
音楽において「細かいところをきちんと仕上げる」ための手段として、
とても有効なのが「テンポを半分にして練習する」ということなのだと思います。
プロの演奏家の人や、とてもセンスの良い人であれば、
わざわざテンポを落として練習しなくても、
指定テンポで細部を仕上げることができるのかもしれません。
でも僕達アマチュアが良いものを作ろうと思ったら、
やはりしんどくてもテンポを落としての練習は必要なのでしょう。

…と、こんなことを書くと「テームサイド序曲」のAllegro vivoの箇所を
「嫌々ながら」「仕方なく」半分テンポで練習している、というふうに
見えるかもしれませんが、この曲に限っては実はそうでもありません。
特に85小節目から130小節目までの、臨時記号が山のように出てくる部分は、
半分のテンポでもこれはこれで何だか自然に聞こえます。
テームサイド序曲という曲は今回の練習で初めて触れたのですが、
この臨時記号ゾーンは早くも気に入ってしまいました。
合奏中は「どうしてスパークは調号を変えずに臨時記号でこの部分を
書いたのだろう」ということについて、いろいろ想いを巡らせながら
楽器を吹いています。
自分なりの仮説が見つかったら、誰かと意見交換したいなあ。

さて練習が終わった後は、近くの居酒屋に行って
ビール(またはウーロン茶)で乾杯!
別に何かの打ち上げとかではありません。
単にお腹が空いた人たちが集まると、こういう流れになってしまいます。
何か美味しいものをたくさん食べたような気がするのですが、
何を食べたのか覚えていないのが残念。
途中から、本日欠席していたテューバ奏者のうち1名が合流し、
普段飲みなれない日本酒でノックアウト。
こうやって今日も金曜の夜は更けていくのでした。

サックス やました

Vol.26 〜2012.6.30 コンサート前日所感〜

いよいよ明日に迫りましたせせらぎコンサート。

最近知りましたが、せせコンが開催される2012年7月1日には
「うるう秒」が実施されるようですね。
午前8時59分59秒と9時00分00秒の間に「8時59分60秒」が挿入され、
通常よりも1秒間長い1日になるそうです。
せせコン当日の集合時間は9時ちょうどですから、
ちょっとだけ寝坊しても大丈夫そうです。
万一寝坊した方は必ずパートリーダーへ連絡を!

さて音楽の世界で言えば、1秒はとても長い時間なのだと思います。
我々が合奏しているとき、縦の線を揃えよう、テンポが揺れないようにしよう、
連符が均等になるようにしよう、といった場合の時間感覚は、1秒なんてものではなく、
その10分の1、100分の1、時には1000分の1?などという世界での
勝負なんだと思います。
吹奏楽の世界に浸っている方ならば、このような感覚は
当たり前に持っているものだと思います。
コンサート本番でこの感覚が音楽として、正確な積み重ねとなって表現され、
お客さんの耳に届いた時には、
ごくごく「自然な」な演奏となって曲が響いていると思います。
飽くまで自然であり、それ自体が「すごいこと」とは、
お客さんは思わないでしょうね。
しかし、高度で微妙な勝負の世界に生きていることを、
我々は誇りに思ってよいのではないでしょうか。

微妙な世界の勝負ということでは、音楽はアバウトな部分が多いですよね。
原理原則は数学的・物理的な理論に基づいているので
決して全てがアバウトでは無いですが、
強弱やテンポの指定、発想標語など、時と場合によってその解釈は様々です。
奏者の方でそれぞれに色んな解釈をしながら合奏に臨まれていることと思いますが、
各人が持っておられる様々な解釈を摺り合せて、整理し、時には修正していくのが
ガイド役である指揮者のお仕事なのでしょう。
今回のコンサート曲目でも、実に多くの部分で「ここはこうしよう」と
整理した箇所があります。
そこをもう一度思い出して、振り返って、明日のゲネプロで確認し、
本番に臨んでいただきたいと思います。
1人だけ浮いた演奏には、目も、いや耳もあてられませんから。

指揮者が「ひとりごと」とは言いながら、皆さんに問いかけています。
「やるだけのことはやったでしょうか?」
やれることはやったと達観し、座して明日を待つ。

そういう気持ちで臨めるよう努力したいと思います。
(まだ、もうちょっと、実行委員の事務的なお仕事が残っていて・・・)

Tuba こんどう

Vol.25 〜2012.6. 本番直前の合奏風景〜

せせコンまであと少し、皆さんだいぶ気合いがはいっていたようですね( ̄^ ̄)ゞ
合奏での厚みも出てきた感じですね。
…が、最近思うのは、がむしゃらすぎて、
周りの音が聞けてないのでは…ということです。
気を抜けばすぐハーモニーがくずれるような…。
気持ちを熱く奏でるのは大切。
でもその前に冷静でいることが大事だと思うのは、低音をやってるせいでしょうか?

そこで思うのは、低音を聞いて合わせる!ということです。
あ、でも別に私の音をきけー!と言ってるわけではありませんよぉ(^_^;)
基準となるバスパート、ここに合わせにいくと、
案外ハーモニーもあってくるんじゃないかと思います。
他団体でエキストラをさせてもらうこともあり、
色々なやり方を勉強させられることがあります。
チューバをチューニングの基本にやってる楽団があり、
理にかなってるなーと思いました。
実際チューニングの基本のクラの音は、合奏中なかなか拾いにくいものです。
これがチューバならたやすくハーモニーを合わせにいけるのではないかと!
まあ、これも低音が不安定ではお話しにもなりませんが( ´ ▽ ` )ノ
幸いせせらぎには、頼もしいこんどう君がいます!
本番まであと少しですが、ぜひ他人の音に耳を傾ける、
いや!こんどう君の音に合わせに行く!ぐらいな感じでやってみてください!!

演奏会を目前にして、やらなきゃいけないとおもうこと、
もちろん譜面をきっちりやることもそうですが、体や心のスタミナですね。
メンタル的に弱くなる部分、唇のコンディション、腹筋など色々ですよね。
自分も日々努力しなきゃ( ̄ー ̄)と思いながら、
普段の雑用に追われてしまうことは多々あります。
でも音楽に対しては、真摯に向き合いたいので、
負けない心を作りたいと思いますp(^_^)q

そんな私が、今、細く長く続けていることが、ランニングです。
運動嫌いな私が、超苦手なことを克服した一つです。
きっかけはデューク更家のウォーキング講座です。
そこにいたスタッフさんのスタイルが素敵すぎでした☆
あ、ちなみにデュークさん、走れとは決して言ってなかったんですが(笑)
軽い運動で心拍数を上げて、体の中の温度を上げる事で免疫力がたかまったり、
基礎代謝が上がる、心肺機能が上がる、などなど。
これは肺活量や腹筋背筋を鍛えたい私には、一石三鳥ぐらいなんじゃないかと!
はじめは御所の一辺も走れなかった私が、
今では葵橋からみその橋まで往復出来るまで成長しました!
後にお会いしたペット奏者の指揮者の方も、
走るのは絶対いいよ!といわれてたので、たぶんいいんだとおもいこんでます(^-^)
継続は力なり!!しっかり腹筋背筋を鍛えて、
揺るがない鉄壁のバスクラを目指して、がんばりま〜す♪( ´▽`)

バスクラ やすいちはる

Vol.23 〜2012.6.17(日)の合奏風景〜

“せせらぎ”う〜ん 風流な言葉です。
“せせらぎ人”(せせらぎびと) お〜ぉ 古風な言葉です。
“せせらぎ人語” 吹奏楽団せせらぎ の人々が使っている言語です。
・・・・・???
違うやろ(−_−#)
ゴメンナサイm(__)m

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

《合奏の風景》

このシリーズのタイトルを見て 真っ先に思い出したのは
日本の名指揮者 岩城宏之(1932〜2006)著書の『楽譜の風景』です。
僕が 高校で吹奏楽部に入り 音楽にハマッテしまった頃に読んだ本です。
指揮者の岩城宏之さんは 元々は 打楽器プレーヤーだったんです。
岩城さんの学校の音楽部では お金が無かったので ティンパニも無く
生徒の机を2つ並べて その机の上に大きな円と 小さな円を描き
〈模擬ティンパニ〉を叩いていたそうです。

本文中で面白かったのが 未完成交響楽の練習中に
何回も指揮者に叱られたらしいです。
え!何故って?
楽譜の休止小節に書いてある数字を 1・2・3・4・5・・・・・
その数字が来たら 模擬ティンパニを 【カン・カン】
あの名指揮者も 最初はこんなんだったんですね!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

《合奏への風景》

今日の“せせらぎ”の練習は 《せせらぎコンサート》本番前ラストの 日曜日練習です。
JR花園駅を下車しました 今日は雨が降らなくて 良かったぁ〜
楽器を持って 鞄を持って オマケに傘! 嫌なんだよなぁ〜 びしょ濡れに なるなんて!
ここんとこ仕事忙しくてさぁ 久しぶりの練習なんだよなぁ
さぁ〜 今日は頑張るぞ−っ!

えーっと 誰かが 駅の南側って言ってたよな。
この道かなぁ? 普通の家ばかりでさぁ こんな狭い道だから・・・・・。
うわ〜ぁ! ここだよ ここ!
凄ぇーっ!いいとこじゃん!!
へーっ!今日はホールで練習するんだ!
って?ホールで練習?ウソ!なんで?

もしかして今日 本番?

マジでーっ!ってさぁ今日 楽器しか持って来てないよ
本番衣装も持って来てないよ! え〜 マジで〜!どうしよう 困ったなぁ〜(*_*)

おはようございま〜す
やぁ おはよう!
どうしたんですかーっ?冴えない顔して 今日は こんなに良い天気なのに。
いや〜俺さぁ 今日 本番の衣装持って来てないんだよ。困ったなぁ〜(*_*)。

えーっ何 言ってるんですかーっ。本番って 再来週ですよ。

・・・・・・・。f^_^;

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

《合奏の風景》

今日の練習会場は 京都市右京区ふれあい会館です。
その一室 創造活動室で 今期ラストの通し稽古を やります。
朝9時に 会館の方に 扉を開けて戴きました。
そして “せせらぎプレーヤーズ”の みんなで 先ずは 椅子並べです。
今日は クラリネット 何人来るのぉ〜。
フルートとオーボエはぁーっ! サックスは 後で遅れて誰々が来るしー。
今回ホルンは 下手奥。 チューバは上手の定位置。
トランペットにトロンボーンは 後列に一文字。
そして 吹奏楽特有な楽器 ユーホニアムは 楽団のセンターを陣取ります。
さぁ〜 次は 打楽器の搬入です。活動室の後ろの扉を開け 搬入です。
大きなトラックや1ボックスの車に 打楽器がいっぱいです。
打楽器は 種類がいっぱい あって。部品も いっぱい あって。何が何だか・・・・・?

と書きたいのですが 連日の仕事の疲れで 昨夜も午前様になり
朝 起きたのが8時も大幅に過ぎて いました。
慌てて支度をし 会館に着いたのが 9時半です。
椅子並べも せず 打楽器の搬入も せず。ゴメンナサイm(__)m

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

《合奏の風景》

合奏の風景にも 色々あります。
指揮者から見た 演奏者 の合奏風景。
第3者から見た 指揮者も含めた全員の 合奏風景。
でも 面白いのが 各プレーヤーによって 合奏の風景が 違って見える事です。
僕の担当する楽器は トロンボーン。管楽器の 一番後ろで合奏しています。
指揮者を中心に 扇形に並んだ演奏者が 視界に広がって見えます。
アップテンポな曲は 指を せわしなく動かし
スローテンポな曲は 気持ち良く 身体を動かし
曲風によって 表情を変える木管楽器群。これは 見ていて楽しい!
ところが 一番前で 合奏しているフルートは?
お隣り同士の 木管プレーヤーと指揮者しか見えない。
ウーン! これは 不公平だ!!

いや もっと不公平な 合奏の風景があります。
今回のプログラムに トロンボーン四重奏と吹奏楽の 為の曲があります。
トロンボーン パートが楽団の前に立ち 合奏します。
前に見えるのは 創造活動室の壁!!
そして 譜面台に乗っている楽譜。あっ!

《楽譜の風景》

トロンボーン中川。

Vol.22 〜2012.6.8(金)の合奏風景〜

今日の音階&アルペジオの練習はFb(E)。
皆さんそつなくこなしておられるようでした。すごいですね。

そのあと練習曲のコラール。ゆっくりした曲だからこそ、
音の変わり目のタイミングやアタックのつけ方と言った表現が大事、
と常々思っているのですが、なかなかうまくいきません。難しいですね。

その後、せせらぎコンサートの曲練習。

まずはパート毎の集まり具合をみて、いきなりの「エレクトリカルパレード」。

本当は笑顔でさらさらっと演奏したいところですが、
テンポを遅めに設定すると転んでしまい、逆に速すぎると指が回らないという
「ふんだりけったり」状態。

次が「朧月夜」。
本日最後に練習した「海」もそうですが、かなり凝った編曲。
最近の流行なのでしょうか。調性Gでの音の跳躍、微妙な合いの手、
周りの動きを聞いている余裕がありません。

「エピソード・ファイブ」、ずっと5拍子という珍しい曲。
気を抜くと入るタイミングがわからなくなるという緊張感と、
フレーズをつかんだときの面白さ、スピード感が入り混じった楽しい演奏でした。

この曲、冒頭はクラリネットの柔らかい16分音符から始まります。
これが個人的には、「渚スコープ」を思い出します。
高校でクラリネットを持って始めて本格的に練習した曲でした。

さて、

6月8日の練習では、先に述べた「海」の前にクラリネットパート有志による、
せせコンオープニングパフォーマンスのお披露目を行いました。
曲目は「Immer Kleiner」という、
元々はクラリネット・ソロとピアノ(またはコンサートバンド)用の曲でして、
これを団員の佳代さんにお願いして
クラリネットアンサンブル向けに編曲していただきました。

演奏については、おそらく「見て」楽しんでいただけたかと思います。
一方「聞く」方ですが、ソリストは緊張のためか2箇所ほど脱落したり、
入る場所を間違えそうになったりと、かなり危なっかしい状況で、
終わったときには胃の付近が痛い、とのことでした。
本番までにもう少し何とかしないといけませんね。

せせらぎコンサートまで後もう少し、
「エレクトリカルパレード」に限らず、どの曲も楽しく演奏し、
少しでもよい演奏をお客様に届けられるよう、がんばりたいところです。

Clarinet あおき

Vol.21 〜2012.5.20(日)の合奏風景〜

 皆さんにも、きっと怖いものってありますよね?地震・雷・火事・旦那??
実は、最近私には更に怖いものができてしまいました。
「宇宙戦艦ヤマト」のソロ。いやぁ、コワイ、コワイ!!

 5月20日、バンビオにて長時間練習。

 総会後、少しの間の音だしタイム。だが、「腹筋が入らない。」「音が出ない。」
一気にテンションだだ下がり。昼ご飯を食べ過ぎたかな?それとも、昨日「石清水八幡宮」まで
ケーブルを使わず、徒歩で往復した疲れが出てるのかな?
 と言う訳で、本日不調モード。
基本練習、その後「近藤コラール」。
そして、本日の合奏はアンコールからのプログラム逆順スタート。

 「ゲバゲバ」から始まり・・・そうこうしている間に「ヤマト」。
何しろ本日不調ですから、いきなりのソプラノソロは辛い!
「みんな、ごめん。昨日のウォーキングが原因で、不調やねん。」と心の中で
叫びながらの演奏。結局、全く納得のできる演奏ができず、更にテンション下がる。
 そして、「みんなのうた」が終わり、一旦の小休憩。

 と、その時事件は起こった!アルトサックスが倒れた!!ガーーーーン!!!
とりあえず、音は出たものの、キーがどうも引っかかる。
「次は、イマジンのソロがあるのに・・・。」。果てしなくどん底気分。

 その後練習再開。いきなりイマジン。
どう言う訳か何があったのか、妙な開き直りがきいたのか、イマジン快調!快調!!
 大変気持ちよく演奏させて頂きました。皆さん、ありがとう!!

 ・・・と2部が終わり、休憩。

 しかしサックスパートには、休憩なんてものはありません。何しろ、休憩後1部
合奏前にOPのお披露目がありますから!さぁ、練習練習!!

 結局、通す事もできずにお披露目の時間に。

 観客、近っ。かぶりつきで、聴いてくれる人あり。
何しろ本日不調ですから・・・と思いながらも、団員さんが目の前すぎて、
今更ながら緊張。折角時間を頂いたのに、演奏の方は申し訳ない結果に。
 後にサックスパート反省会を開き、今後の練習について話し合い。
 そして、1部は体力の限界と闘いながらの演奏。もう、ふらふら〜。

 帰り道、「不調の割に、イマジンだけは気持ちよかったなぁ・・・。」。と言えども、
まだまだ課題は山積み。そして体力のなさを痛感しつつ、一人反省会。

 疲れた事だし、帰って晩御飯のおでんでも食べながら、一杯やろうっと。
 そして、家に帰るとすっかりおでんは食べ尽くされていました・・・。
 

 ヤマトが何だ!おでんが何だ!私は、へこたれない!
 せせコンまで、残り40日。本番当日にベストを尽くせる様、頑張るぞー。

サックス としえ

Vol.20 〜2012.5.6(日)役員会の風景〜

どこかで書いてみたいな・・・とずっと頭の片隅にありました。役員会の風景です。

5月6日の臨時練習後は、おいしい中華料理を食べながら、
今月20日に迫った臨時総会について話し合いました。
役員会は、ほぼ毎月1回、練習後に行われます。
おいしいものを食べてお酒を飲んで、
ときどき(しょっちゅう?)楽しいお喋りで脱線しながらも、
せせらぎの運営についてあれこれ真面目に話し合っています。
ときには、役員以外の団員さんからご意見をいただいて、検討することもあります。
最近定着しつつありますが、
「指揮者不在のときの基本練習の指揮をプレイヤーで持ち回りにする」ことも、
団員さんからの声がきっかけだったと思います。

私が役員の仲間入りをしてもうすぐ1年が経とうとしています。
それまで約6年せせらぎでお世話になっていながら、
団の運営についてはほとんど考えたことがありませんでした。
役員会に参加するようになって、
私がこれまでただただ楽しくせせらぎで楽器が吹けていたのは、
せせらぎのことを大切に考えて声をあげてくださる団員さんや役員の皆さん、
せせコン実行委員の皆さんのおかげだったんだな・・・
と(役員に入っていながらどこか人事のように)思いました。
皆さん、音楽だけでなく、せせらぎという集団に対して
本当に真面目に向き合っておられるのですね。

人事でなく、何か自分にもできることがあるのかな・・・と
まだまだ手探り中の副団長のひとりごとでした。

ホルン:ひろたに

Vol.19 〜2012.5.6(日)の合奏風景〜

5月6日(日)は、右京ふれあい文化会館での臨時練習日でした。

今度のせせらぎコンサートで演奏する曲目を午前中から1曲ずつ小返しして確認し、
15時すぎからアンコール以外の全曲を通しで合奏しました。
全曲通すのは、この日が今年初めて。
例年であれば、私はこの全曲通しの合奏で自分の体力のなさを痛感し、
本番のペース配分を考えるのですが・・・
この日は夜勤明けで練習に参加したため、
心と体のねじがどこか緩んだような状態で、まったく自分の体が当てになりません。
何事にも慎重派の私は、こういう時の方が音がよく鳴ったりするのです・・・。
でも、やっぱり正確さには欠け、
ところどころで飛び出したり(普段は遅れることの方が多いのに)、
いつも以上に必要ない♯や♭を付けてしまったりしていました。

金曜日の練習では、毎回ニューセンチュリースタジオを使わせていただいていますが、
いつもと違う場所での練習はやはり貴重な機会ですね。
まず、配置が違います。
普段ホルンは、スタジオのほぼ中央で、
前後左右を他の管楽器に囲まれて埋もれるように吹いています。
でも、右京ふれあいでは、本番に近い配置で練習するため、
ホルンはステージに向かって一番左端。
お仲間の金管楽器や同じ動きをすることの多いサックスから遠く、
離れ小島にいるようでした。
そのためなのか、すぐ右側が壁だからなのか、自分たちの音はよく聞こえました。
そして、音の響きがまったく違います。
この日は低音楽器の音がいつもの倍くらいの音量で聞こえてきました。
本番のステージでは、また違った聞こえ方になるでしょうし、
いつもとは違った響きに慣れるという意味でも臨時練習は大切ですね。

ホルン:ひろたに

NO.68 あおきさんの声

こんにちは。クラリネットを吹いております、あおきと申します。
のださんのご指名を受けてから、ずいぶん間が開いてしまいました。ごめんなさい。
さて、入団当時は大学生4回生で、若い方から数えたほうがはるかに早かったのですが、気がつけば15年以上たってしまいました。小+中+高を足した長さですね。入団当初から団員の皆さん(今でも多くの方が在籍し、がんばっておられます)にいろいろと面倒を見ていただき、せせらぎは私にとって

「楽しく楽器が吹ける」そして
「楽しそうに楽器を吹いている人と合奏できる」
大事な場所となっています。

ただ、最近は何かと忙しく、あまり練習にも出席できず、かといって自主練習ができているわけでもない、というちょっと申し訳ない状況です。そうなりますと、このような状況の私でも受け入れていただけるだけの度量がある、というのが、今のせせらぎの一番すごいところ、に思えてきます。

「度量」と言う部分は、例えば
「毎回の練習に一定数の参加者がいる」
「年度毎、練習毎の目標を立てられる」
「合奏の中でも一人一人の個性がなんとなく聞こえる」

といった、当たり前だけど決して簡単ではないことの積み重ねの結果、と言ってもいいかもしれません。このような場を支えてくださっている、楽団の皆様(とくに運営に携わっておられる方)には感謝いたします。かなり堅苦しい、しかも中の人への感謝と応援のような内容になりましたが、せせらぎに対するちょっと変わった視点となればうれしいです。

次のコメントですが、新しくクラリネットパートに加わっていただいた「よこのさん」、よろしくお願いいたします。