Vol.96 「名前(曲名)の意図」

8月22日(金)の練習中。指揮者のK村さんから「さやちゃん、せせらぎ人語書いてみよう♪」と光栄なお話をいただきました。
「人語」とつくくらいだから、某新聞社の某欄らしく真面目に書かなければと、変に緊張してしまい、「えーっっ」となってしまいました(笑)

この日の合奏は、「夢の明日に」(未来のドラマーが活躍中)「旧友」(音符が細かいっ)「東京ブギウギ」(安心して吹いている感じ)の三曲でした。
一回目は指揮ありで通し、二回目は指揮なしで通す練習方法で、より集中力が高まったように思います。
私も迷子にならないように、ついていくのに必死でした(ノ_<。)

そんな精一杯の状態でしたが、「旧友」というタイトルが、なんとなく気になりました。
ノスタルジックで、漢詩にでてきそうな言葉。たぶん、日本語訳の仕方が粋なのでしょう。

思えば、私たちにも名前があるように、一つの曲には必ず曲名があります。

それは土地や建物や、海などの「名前」の場合もあれば、作曲者の思いや願いや経験がそのままタイトルになっている場合も、それ以外もたくさんあると思います。
その曲が名付けられた正しい経緯や背景はあるのでしょうが、文字がないのを理由に、私は結構自由に想像するのが好きです。

「旧友」戦争が終わったあと、生き延びた二人の友人が再会?
「夢の明日に」「夢の明日へ」のほうが自然な気がするゾ。これは、もしかしたら「夢の明日に○○○…」って続くのかも。。

なんてことも実は考えています(笑)
結局最後まで、真面目さを貫くことができない文面の「せせらぎ人語」になりました。

担当は、Clの、さやかでした♪

NO.89 こんどうさんの声

うのさんからご指名いただきましたTu.近藤です。

せせらぎに入団したのが2003年の4月のこと、それから11年の月日が過ぎました。
月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なりだそうです。
毎週金曜日は当然のようにせせらぎの練習、だったのですが、年齢を重ねるにつれて思うに任せぬことも多くなり、
「当然のように」せせらぎに行くためには 相当の工夫と苦労が必要になりました。
それでも何とか練習に行こ うとし、練習に間に合わなさそうであれば何とか練習後の飲酒には間に合うよう頑張って仕事をするのです。
酒、酒、酒、、、

色々な酒を飲むようになりました。
チューハイ、ビールしか飲めず、少量のアルコールで頭痛を発症していたのは遠い日のこと、
夕飯の前に一杯飲み、風呂上がりに一杯飲み、せせらぎのお仕事(それはもう楽しいお仕事ばかり!)をしたあと、
更に一杯飲むと心地よい眠気が訪れます。眠気は帰宅後、断続的に訪れているといってもいいかもしれません。
お酒は杯を重ねる毎に少しずつ濃いものにしていくのがいいようです。
酒、酒、酒、、、

音楽と酒は切っても切り離せないものです。
いつ頃からなのでしょうか、音楽、殊に「クラシック」と呼ばれる 音楽が真面目なものと認識されるようになったのは。
私はTUBAを吹いていますが、金管アンサンブルではルネサンス期の古い音楽のアレンジを演奏することが多いです。
その中では「酒とバラの日々」「高貴なる葡萄酒を讃えて」(嘔吐シーンもあります)など酒に関連する曲が有名ですし、
オペラなどでも登場人物は大体酒を飲んでいますね。
酒、酒、酒、、、

こうして、団員の声の原稿を書いている時も酒は欠かすことができません。
そういえば、先週土曜日にブランデーを買ったのですが、自動車の後部座席に倒して置いておいたら、
自動車から降りるとき、後部座席のドアを開けざまにブランデーの瓶が転がって出て、
そのままコンクリートの地面に落下してしまいました。瓶は割れ 、ブランデーはみるみる流れ出て気化していきました。
ああ、酒、酒、酒、、、

何が言いたいのでしょうか。
とにかく、酒は百薬の長であり、音楽もまた百薬の長もとい万薬の長なのです。
しかし、百薬の長とはいへど、よろづの病は酒よりこそ起れという興醒めなことを言う人もいるようです。
まあ、よろづの病もそうですが、経済的に身を削ってまで酒を飲むのかという話もあるのですけれど。
そういう点では音楽は僅かな出費で無限の広がりを持つ豊かな想像の世界へ我々を運んでくれる可能性があります。
とことん忙しい状況になっても、音楽と酒の楽しみは、諦めることなく苦労してでも味わうのが、
人生の妙味かなと思う午前1時前でした。

大変お粗末様でございました。