Vol.82 せせコン落選曲紹介

こんにちは。久々の練習登場(本人はそんなつもりなかったのだけど)に
団長から「久々やろぉ、岡部くん書いてくれ~」と指名されました。
実行委員をやらせていただいてる、クラリネットの岡部です。

実行委員ということで、選曲に携わらせていただいている僕です。
すったもんだあった選曲作業もようやく先月終わりました。
というわけで、残念ながら今年は選ばれなかった、
落選曲をいくつかご紹介させていただきます。

・ナイジェル・ヘス「Thames Journey, for band」
せせらぎっていうんだから川の曲があってもいいよね、と安直に挙げた曲。
曲名の通り、イギリスのテムズ川が流れる様子を曲にしたものです。
グロッケンが奏でる源流の風景から始まり、川沿いの民謡・伝承曲を
歌い継いでいく…というものになっています。
流れる伝承曲に日本人にもなじみのある曲や途中、ホルストの家の横を流れるときにはあの曲が…!!という面白い演出もあるのですが、
「長い」「金太郎みたい」…と残念ながら漏れました。

・ナイジェル・ヘス「The Lochnagar Suite」
曲の意味は、「ロッホナガーのおじいさん」。
イギリスのチャールズ皇太子殿下が書いた絵本作品が原作となった曲です。
ロッホナガーという場所に住むおじいさんが色んな所に旅をしていく…という
話のようなのですが。
曲は、3楽章構成となっていて、
第1楽章「Scottish Dances」では、キュルキュルと踊るピッコロと木管楽器。これがかっこいい。こんな曲をいつかやってみたい。
第2楽章「Dark Lochnagar」は、しっとりとした雰囲気で、某団長奥様が好きそうなキラキラ感満載です。
第3楽章は、「Dance of the Eagle」。金管がカッコイイ終楽章で、スパークの「ハイランド賛歌組曲」を思わせます。木管もハヤブサの鳴き声のようにキュンキュン鳴きまくります。
で、そんなかっこいいこの曲も「えぇ、フルートこんなの無理よぉ」ということで却下。あー、うん。難しいですよね。

・ナイジェル・ヘス「Shakespeare Pictures」
曲名の通り、シェイクスピアの戯曲を元にした作品です。
第1楽章「Much ado about nothing」第2楽章「A Winter’s Tale」、第3楽章「Julius Caesar」。タイトルの通り、それぞれシェイクスピアの戯曲を元にしており“から騒ぎ”“冬物語”“ジュリアス・シーザー”の風景が描かれています。楽章ごとの雰囲気が非常に魅力的で、第3楽章のオルガンなんかめっちゃかっこいいのです。
が、「オルガンシンセどうするの?」と却下。この曲、今度別の市民バンドがやるのを知って先を越された感がものすごいしてます。
さて、長々としゃべりましたが、気がつけば全部ナイジェル・ヘスだった落選曲紹介。

早く、せせらぎの演奏を聴きたいですか??
そんなあなたに耳寄りな情報。
なんと、亀岡のカフェgalleさんで、
今度アンサンブルコンサートがあるのです。
開催日時は2014.3.21(金)14:00-15:00の予定です。
お時間ある方は、よろしくお願いします!
落選曲紹介、機会があればまた今度。