年月

Vol.95 「慰問演奏」2014年7月28日

7月26日土曜日、京都市内の沓掛寮デイサービスセンター様からのご依頼を受け、
慰問演奏にいってきました。
今回は金管五重奏のアンサンブルで、全6曲を演奏しました。
こういった施設でお年寄りの方々を対象に演奏するというのは初めての経験だっ
たので、どんな風かな?とはじめは不安もありましたが、今回は利用者さんた
ちがほんとうに温かく見てくださっていたのでとてもリラックスして演奏できま
した。
司会のK団長の曲説明にもひとつひとつ頷いて真剣に聞いてくださり、楽器紹介
の時に各楽器で童謡を吹いたときにはちょっと聴いただけですぐに歌いだして
くださったり・・・。
ホルンを見て「でんでんむしや!!」と言ってくださったときには、おじいさん
ナイス!とほくそ笑んでしまいました。
でんでんむしの曲を吹く予定にしていたのでね笑
笑顔で歌ってくださるお客様のお顔を見ていたら、最初の緊張はどこへやら。
私もとっても楽しい気分になり終始笑顔満開で、完全にリラックスした状態で吹
くことができました。
そしてそういうときの音は、ほんとうにのびのびするんだなと自分では感じました。
今までで一番いい演奏ができたように思います。
「故郷」や「川の流れのように」を演奏したときにもみなさんで歌ってくださっ
て大成功だったのですが、歌にあわせるとテンポがどんどんゆっくりに・・・笑   
演奏する側としてはスタミナ面でちょっと苦しかったのですが、皆さんと一緒に
楽しんで作った演奏会になったことがとても素敵だったなと思います。
通常の演奏会ではお客様にはじっと聴いていただくだけのスタイルがほとんどです。
でもこういったイベントだとお客様と交流をしながらお互いに楽しんで音楽と時
間を共有することもできるんだな、とすごくやりがいを感じました。
施設の職員さんのお力もあり、およそ50分間のとても和やかに盛り上がった演
奏会になりました。
みなさんの心に残る一日になってくれていたらいいなと思います。
また機会があればこういう活動を続けていきたいです。

ホルン  きない

Vol.94「デビュー」2014年7月14日

7月6日(日) 第27回せせらぎコンサートが終わりました。
雨の中、会場に足を運んでいただきました皆様、本当にありがとうございました。

今回のコンサートは、私にとって特別なコンサートとなりました。
数えてみるとエキストラとして出演したのを含めると、ちょうど20回目のせせらぎコンサートの舞台でした。
そして、弦バス奏者としてデビュー・コンサートとなりました。

ここから、誰にも話したことのない、弦バスへの道の秘話です。
遡ること昨年のせせらぎコンサート、喉の不調で、長年吹いてきたユーフォニアムを吹くのが辛くなってきたので引退しようと考え、コンサートを最後にせせらぎを辞めようかと思っていました。
ちょうど本番を迎える舞台袖で、何を話したかは忘れましたが、トロンボーンのI村さんと話した時に、彼女が数年前にクラリネットからトロンボーンに転向した事を思い出し、その手があるなと思ったのです。
すぐに頭に浮かんだのが打楽器。しかし即座に却下。(楽器の種類が多すぎて、家での練習が難しい。)
そして、本番の舞台へ。
プログラムが進み「また君に恋してる」の演奏の時に、ここ弦バスのピチカートが欲しいなぁと思った時、「別の居場所見っけ!」と思ったんです。

その後、少しレッスンを受けたりして、昨年の12月に楽器を購入に踏み切ったのです。
楽器購入後は我流で練習して、2月に初めて練習に参加 させても らいました。
そして、まだ全て弦バスを弾くこともできないので、ユーフォニアムとの持ち替え、最近はやりの言葉で言うなら「二刀流」で今回の演奏会に臨むことになったのです。
指揮者のK村くんも私と同じ(持ち替えの)R高校OBであるが故、持ち替えをする事は抵抗なく受け入れてくれて、曲についてや舞台配置などいろいろと気を使ってくれ、調整をしてもらえたおかげで、今回舞台に上がることができました。
その過程では、指の皮が水ぶくれになったり、ズル剥けになったり、左手が腱鞘炎になり、1週間以上手がまともに動かなくなったりと、トラブルも多々ありまし たが、手の平のストレッチや筋トレなど、自分なり調整法を編みだしながらコツコツと努力をしてきた甲斐あって、何とか与えられたところはこなす事ができたかと思います。
おまけもありました。舞台上では対岸の打楽器のK原くんに目を付けられ、立ってるものは先輩でも使えと言わんばかりに頼まれて、1曲だけでしたがバスドラ(大太鼓)も演奏することになりました。これもまた初経験でとても新鮮でしたし、エキストラで手伝 いに来てくれていた、中学・高校の同級生のK若君と横並びで演奏することにもなりました。
また長年ユーフォニアムの同志のF地(佳)ちゃんには、1人にしてちょっとしんどい目をさせてしまったと思ったけど、こっちの方の居場所を失いそうと思うぐらい頑張って吹いてたので安心しました。

いろいろあって、本当にあっという間のステージでした。
コンサートが終わった時には「続けれて良かったなぁ。」と、純粋に思えました。

学校や仕事、家庭やその他、いろいろな都合や心情、価値観、そういったものの変化により、続けることが難しくなったり、いやになったりすることもあります。
何事も辞めるのは簡単ですが、続けていると、しんどいこともありますが良いことも必ずあります。
一般の吹奏楽団というのは、いろいろな世代のいろいろな立場の人たちが、同じ目標に向かって歩むという本当に貴重な場です。
続けられるならば、続けて欲しいと願します。

私たちの仲間になっていただける方も大歓迎です。ご興味持たれましたら、是非こちらのページ(http://www.seseragi-wind.com/danin.htm)から、お問い合わせください。

また来年に向け、少しでも上手く弾けるよう、頑張っていきたいと思います。

Euphonium & Wood base もちづき

Vol.93 「いよいよ本番です」2014年7月5日

第27回せせらぎコンサート、いよいよ今週日曜日になりました。

今回のコンサートで4回目の出演になります。
入団してもう4年、時が経つのは早いですね。

さて、今回のコンサート、全部で10曲演奏します。
吹奏楽オリジナル曲やポップス等、色々あります。
人によって、この曲がオススメ、いやいやその曲じゃなくてコレでしょとか色々あると思います。

僕は・・・もちろん全部です(笑
と言うと、文章が続かないのでいくつか紹介してみます。

まず、マーチ「ブルースカイ」。
僕、マーチ好きなんです。表打ち苦手ですがマーチ好きなんです。
青い空をイメージした曲なのですが、とても爽やかで心地いい曲です。

次に、シンフォニアノビリッシマ。
吹奏楽をやっている人なら1度は演奏したことがあるかもしれません。
と言いつつ、僕は初めての吹きます。
社会人になってから吹奏楽を始めたもので、いわゆる定番というものを演奏したことがありません。
急緩急というまさに吹奏楽って感じです。

それから、東京オリンピックマーチ。
またまたマーチです。マーチ好きなんです。
2020年に東京オリンピックが開催されることが決定しましたね。
そっちの東京オリンピックではなくて、1964年に開催された東京オリンピックの入場行進で演奏された曲です。

最後に、ジャパニーズグラフィティXVIII アニメ・ヒーロー大集合!
その名の通り、アニメの主題歌を集めたメドレー曲です。
幅広い年代のアニメを集めていますので、誰でも楽しめる一曲です。
僕は・・・曲自体は何となく全部知ってるんですけど、実際のアニメは最後の2つしか観たことありません・・・
もっと勉強しておきます・・・!
どんなアニメの曲やるか気になりますか・・・?
是非ご来場ください(笑

なんだか良く分からない紹介になってしまいましたね。
演奏の方は、なんだか良く分からないなんてことはない・・・と思います。
聴いてくださるお客さんが楽しいのはもちろん、出演者も楽しんで演奏したいと思います。
本番、楽しみます!いえ、是非一緒に楽しみましょう!

さて、実行委員長になってから2回目のコンサートになります。
2回目なのでもうこなれてきて・・・なんてことはなく、やっぱり最後までバタバタしています。
本番、楽しみですし、やっぱり不安もありますし、そして、緊張もしています。
悔いの残らない演奏会にするために、再度気を引き締めて本番に臨みたいと思います。

Tuba いわもと