年月

Vol.48 2012.12.21(金) 2012年最後の練習風景2012年12月30日

せせらぎでは本年度から練習時間の一部を使ってアンサンブルのお披露目をするという企画を
はじめました。「クラリネットパートでもなんかやるで」と言い出したのは例によって宇野さん。
「はぁ」と生返事をしているうちに、「○月○日練習やから空けといてや」との言葉とともに
「ルーマニア民族舞曲」と「風が吹いている」のアンサンブルの楽譜を渡されました。
いつものことながらその行動力には関心いたします。宇野さん。

2回の事前練習にばっちり参加し、準備は万端、あとは本番・・・となればよかったのですが、

- 「ルーマニア民族舞曲」はテンポの変わり目がそろわない
- 「風が吹いている」はリズムがだれてくる

となかなか不安な仕上がり。というわけで12月21日の全体練習の前にもう一度メンバーが
集まって、最終確認(悪あがき)が必要となりました。
さらに、もう一曲「クリスマスソングメドレー」を追加という事態に。

「をぃをぃ」と思いながらもさすがはさすがはクラリネットパートの皆さん。
何とかとまらずせせらぎ団員の前で発表ができました。

12月21日という年内練習の最終日にわざわざ時間を割いていただきました団員の皆様、
ありがとうございました。

中には「クリスマスメドレーがよかった」とありがたいお褒めの言葉もいただきました。

さて、2012年もまもなく終わりを迎えますが、皆さんいかがでしたでしょうか。
来年もせせらぎでの活動を通じて、音楽を楽しく、そして少しでも上手になるように
なれるとよいですね。

Clarinet あおき

Vol.47 2012.12.14(金)の合奏風景2012年12月24日

スタジオには7時45分に到着したので、コラールの終わり頃からの参加でした。
仕事帰りに練習に行くのですが、なかなか基本合奏に間に合いません。
基本合奏でのスケールやアルペジオ、ハーモニーの練習は本当に大切です。
本番が近くなればなるほどそれを実感します。

「コラール」は一度通した後、1ヵ所のみ取り出して練習をしました。
ゆったりした曲であり、音の出だしにはとくに気を遣います。「すみません」
と思いながら吹くところもしばしば。またCやEのフォルテのところを
どのように吹いたらいいのかがよく掴めていません。僕にとっては
難しい曲です。

続いては「マーキュリー」でしたが、今の段階ではテンポを上げず、
記譜通り正確に演奏することを目指した合奏でした。
きちんと練習できていないところは、速くなったときに転がる傾向に
あるとよく言われます。今日のようにアーティキュレーション、
リズムを確かめ、替え指を検討し、指と息との連動を考えながら吹くことが
できるのはこの時期ならではだと有り難く思います。

3曲目の合奏は「スーサの休日」。
真島俊夫の編曲により、「星条旗よ永遠なれ」がジャズになりました。
この曲をスウィングで吹くことには大変戸惑いがあったのですが、皆さんに
引っ張っていただいてなんとか慣れつつあります。
この日はトランペットFさんのリズムが完璧でした。

最後は新譜への挑戦でした。
曲は「日本の情景【夏】」と言い、「海」「蛍来い」「われは海の子」
「七夕様」等、日本の夏を歌った童謡計8曲のメドレーです。
曲が次々と入れ替わり、その度に拍子も調もテンポも変化します。
楽譜を追いかけるのに必死でした。
しかし指揮者K氏は途中「良い合奏だ、良い合奏だ」とおっしゃっていました。
初合奏の皆の緊張がよく伝わる、気持ちの入った演奏になっていたそうです。

せせらぎは7月初旬に定期演奏会を行うので、せせらぎ年度では約半年が
過ぎたところです。演奏会まであと6ヶ月あるこの時期はしっかりと下地を
作るときだと思います。とは言えせせらぎの平成24年の練習は21日が今年最後です。
皆さん年末年始はどのようにお過ごしの予定でしょうか。
我が家は家でゆっくり子どもと過ごします。
それから、年始の練習まで少し間が空くので、破れているタンポを修理しに
行かなくてはと思っています。

SAX いいむら

Vol.46 いつものトロンボーン奏者のひとりごと2012年12月8日

小説を《読む》《書く》。
物語を《聞く》《描く》。
好きな物事を《見る》《する》。
そして 音楽を 《聴く》《奏でる》。
ということの 《《本当の意味》》。

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《《相棒》》

この 吹奏楽団せせらぎの《公文書》に ツマラナイ物語を描いたのは 数年前。
団員の声 30人目の記念に 『ひとっさん』自己紹介書いてっ! と
記念の大役を 仰せつかりました。

僕は ホント 人間が 変態(ノ゜O゜)ノ。 いやいや人間が 変に出来ているのか
他人とは少し変わった事をする事に エクスタシーを感じるんですf^_^;

という事で 思いついたのが 物語を《描く》事でした。
そして その物語の中に自分自身を 登場させたのです。

『警部!事件です!』の タイトルで 描かせて戴きました。
そのストーリーの中で僕を 指名手配の犯人役で登場させました。
それから 当時のトロンボーン パート全員も登場させました。

少し布石として 書きますが 僕は 子供の頃からの《鉄ちゃん》です。
《テツ》です。
と言っても 決して『じゃりんこ ちえ』の親父『テツ』では ありません。
が 大学の『けいおん』の仲間に シンガーソングライターの T君って言うヤツがいて
彼は僕の事 『オイ!!テツ!!」って 呼んでました。
僕は《テツ》ではなく 《鉄道ファン》です。 《マニア》ではなく 《ファン》です。

最近は 色々な呼び方があるようです。
一般的に 鉄道写真を楽しむ 《撮り鉄》。
ミニチュアの鉄道を楽しむ 《模型鉄》。
実際の鉄道車輌を研究する 《車輌鉄》。
鉄道の走行音や車内放送 はたまた 駅の発車ベルを録音する 《音鉄》。
鉄道の備品や行き先表示板
はたまた 踏み切りの信号機まで集める 《収集鉄》。
それから最近は 男の子の領域である鉄道に
女性が進出してきました。これを 《女子鉄》《鉄子》等といい
その女性の部屋を《鉄子の部屋》 というらしいです。

そして やはり一番は《乗り鉄》でしょう。
ひたすら目的地へ向け 自動車でも 飛行機でもなく鉄道に《乗る》。
いや何の目的もなく 鉄道に《乗る》人もいます。
何が面白いのかと言えば あの『カタン コトン』を
全身で エクスタシーを感じながら 流れて行く風景を楽しむんです。p(^^)q

ここで必要となるのが 『時刻表』という名の 《相棒》なんです。
僕は 子供の頃《机上旅行》を楽しんでいました。
机の上に《時刻表》を広げ
今日は北海道へ行こう!とか 九州の枕崎に行こう!
明日は 日本一周しよう!
今日は 各駅停車で 青森へ行こうか?
日本海回りで行こうか 東京経由で行こうか。
机上旅行とは 実際には何処へも行かず
時刻表だけで《想像》しながら 旅に出るのです。

あの頃 地方には新幹線が無かったので
《急行列車》が いっぱい走っていました。
時刻表から《急行》の2文字が 無くなり寂しいです。
小学生の僕の《相棒》は『時刻表』であり 《時刻表を『読む』》事でした。
そして この『時刻表』という《相棒》を武器に
トラベル ミステリーの頂点に立った作家がいます。

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『警部!事件です!』
この警部のモデルに なったのが
当時よく読んでいた 人気推理作家で鉄道ファンでもある
《西村京太郎 先生》の『○×特急殺人事件』 『○△駅殺人事件』
『寝台特急△×☆◇の女』や 『〇〇〇殺人ルート』等に登場する
主人公の《十津川警部》が ヒントでした。

また 僕は好きになったら ハマッてしまうタイプで
静岡県との県境にある 神奈川県の湯河原へ
《西村 京太郎 先生》に お会いするため
京都から快速電車と各駅停車を 乗り継ぎ乗り継ぎ行きました。
《乗り鉄》です。
そして先生と 二人切りで会話も交わし
僕が 京都から来た事を告げると 先生は 一層の笑みを浮かべ
会話が弾んだ次第でした。
笑みの意味は 以前 京都は伏見の 墨染に住んで居た。 ということ。
《十津川警部 SLを 追う》の著書を手に
《西村 京太郎 先生》と ツーショット。

寝台特急(ブルー トレイン)がブーム真っ只中の 中学2年の秋
昭和54年10月20日 土曜ワイド劇場で放送された
《寝台特急 殺人事件》の原作者と ツーショットとは………
夢心地でした。
人間 行動力が大成功のアイテムなんだ と感じる瞬間。 ということ。

そう言えば先日 土曜ワイド劇場の《西村 京太郎 トラベル ミステリー》で
十津川警部の《相棒》亀井刑事役を 高田純次が演じていました。
初登場です。
愛川欽也は 地方ロケが辛くなった。 ということ。
高橋 英樹の十津川警部
高田 純次の亀井刑事。
これから どんな《相棒》を 演じてくれるんでしょう?
ここで 新しい《テツ》が生まれました。
《小説鉄》と《ドラマ鉄》。

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さて 僕たち 音楽人間の《相棒》って 何なんだろう。
一番前で タクト振っている マエストロ?。
うん! 正解。p(^^)q

いやいや!(゜o゜)
それは 前後左右 一緒に奏でているプレーヤー達 でしょ(^O^)/
ハイ! ( ^^)Y☆Y(^^ )

いやいや!(-.-;)
そりゃあ 目の前にある楽譜じゃん。(^^ゞ

え〜〜 (゜o゜)
そんなん 楽器に決まってるやん( ̄▽ ̄;)

\(^^:;)まぁまぁまぁ!

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トロンボーン奏者の 赤川博志が
いつも馴染みの大乃国屋書店で 立ち読みをしていた。
「ねぇ〜博志君! 何読んでるの〜ぉ」。 女友達が 覗き込んだ。
「へぇ〜博志君! もう気にしてるんだ」。
「………」。
《アルツハイマーの予防と健康の秘訣》。
博志は さっきからずっと この本を読んでいた。

「へぇ どれどれ〜ぇ」
女友達は 博志の読んでいる本を奪い取り 読みはじめた。

{若年性アルツハイマーの予防には
……… 中略……… ……………………………
大脳を刺激する活動をする事。
例えば 小説を読む。また 小説を書く。物語の風景や 人物。
そして その風景や空気の匂い。
はたまた 登場する人物の食事の味まで。
想像する事で 大脳を刺激しましょう。
それから 未知を知る活動を しましょう。
例えば 行った事のない土地へ《鉄道旅行》は いかが?
素晴らしい景色を 自分自身の瞳で見て 感動されては いかが?
そうする事で また新たな未知を求めて《鉄道旅行》を………。
感動する事で 大脳を刺激しましょう。

そして 貴方も 吹奏楽で楽器を演奏されては いかが?
吹奏楽団で活動するには まず 《相棒》である楽器が必要です。
楽器を演奏する行為が 大脳を刺激するんです。
それから 演奏のための暗号を書いた 《相棒》である楽譜が必要です。
楽譜に書かれてある暗号を 自分の瞳でリアルタイムに追ってゆき
その暗号を 音楽として 表現する事が 大脳を刺激するんです。
そして 吹奏楽団の活動には 複数の《相棒》であるパートナーが必要です。
お互いに 音程を合わせたり和音を合わせたり
楽しく みんなと一つの物を《創造》 《想像》することが 大脳を刺激するんです。
そしてそして 大所帯になった吹奏楽団には 音楽の交通整理のお巡りさん。
演奏者の《相棒》には指揮者のマエストロが 必要です。
演奏者は いつ指揮者に指摘されるんだろう。と ビクビク(¨;)
と 大脳を刺激されるんですf^_^;

…………中略………………
よって 管楽器を演奏するには 《指》が必要です。
貴方も小学生の時 縦笛を吹きましたね。
そうです《指》を使う事で 大脳を刺激しましょう。
ホント 《指》を使う事って大切なんです。
《指》を使って音程を変える作業をする 管楽器奏者は
常に大脳を刺激しています。
よって 比較的アルツハイマーには 『なりにくい』のです。}

「って書いてあるよ! 博志君!!」。
と 女友達が 博志の顔を覗き込むようにして言った。

すると 博志の目が点になっていた。(。。;)

再び 女友達が 博志に話しかけた。
「ねーっ! 博志君ってさー!何ていう楽器 演奏してるんだっけ?」。

「トロンボーン!(*_*)」。

「あっ!…………………。」(ノ><)ノ

女友達は絶句した。 完。
トロンボーン中川。

Vol.45 とあるホルン奏者のひとりごと2012年12月6日

せせらぎの練習場は6時から開いているのだけど、わたしは7時くらいに到着することが多い。
この日もとりあえず音出しをして1週間怠けた唇をたたき起こすことからはじめなければ!
と思ったのも束の間、ガサゴソ準備してるうちに指揮者到着。近ごろは指揮者殿の到着が
早くて、以前より合奏のスタートも早い!合奏時間が長いのはいいことだけど、ろくに
音出しができずに始まると、あわわ、となってしまうわたし…。
(せせらぎの場合は最初に基礎合奏があるのでまだ助かるけど!  )

基本練習ではホルンパートのアンサンブルがよいと褒めてもらったけど、この日のわたしは
うまく音が出せず、高音もいまいち。ホルンパートはパート割りがまだ決定していないので
毎週違うパートを吹いたりするんだけれど『今日は高いのやだ、むり』とパートリーダーに
わがままを言い、比較的楽なのを吹かせてもらった。
毎回初めにやる『コラールin E♭』そこまで高音なわけじゃないけど実はわたしが一番苦手
な高さなので1stはパス。無理して吹くと合奏最後まで持たないと思い、
続く『南の島のハメハメハ』も同じ理由でパス。流れ的に次の『テームサイド序曲』は1st、
でもこの曲は好きだし高音も単発の音なのでOK笑。

ここまできてようやく音がでてる感じがしてきたよ。

『マーキュリー』3rdは初めて吹くな。そのうち1stもやってみたいな。
『スーザの休日~星条旗よ永遠なれ』スウィングするマーチって難しい!最後の方リズム
わからん…ちゃんと譜読みしないと!・・・と怒涛のように合奏終了。
毎回いろんなパートを吹くことで自分の苦手な音域や箇所もわかるし、本番でこのフレーズ
を吹きたい!という希望もでてくるので、パート割り決めるのにはよいかもしれない。

それにしても他の皆さんは週一回の練習でどうしてあんなに音が出るんだろう?
お仕事が終わってから駆けつけると、音出しどころか基礎合奏にさえ参加できないことも
多いだろうにちゃんと吹けている。うらやましい…。
いや、自主練してるんだろうか?
わたしの場合、ちょっと間があくとほんとにすぐ吹けなくなるので、できるだけ個人の
音出しの時間がほしい。たとえば二回練習に行けないと三週間吹かないことになり、
そうなるとかなり感覚がおかしくなってしまうのだ。今がまさにその状態。
ほんとは、部活で毎日吹いていた頃のようにばりばり吹けたらなあと思うけど、
なかなか思い通りの音が出せないのが悩ましい。最低でも週一回は吹きたいけど
なかなか難しいんだよなあ。

それでもやっぱり上手くなりたいから、できるだけ時間を見つけて楽器と触れ合おうと
思っている今日この頃です。

ホルン きない