年月
いよいよ明日に迫りましたせせらぎコンサート。
最近知りましたが、せせコンが開催される2012年7月1日には
「うるう秒」が実施されるようですね。
午前8時59分59秒と9時00分00秒の間に「8時59分60秒」が挿入され、
通常よりも1秒間長い1日になるそうです。
せせコン当日の集合時間は9時ちょうどですから、
ちょっとだけ寝坊しても大丈夫そうです。
万一寝坊した方は必ずパートリーダーへ連絡を!
さて音楽の世界で言えば、1秒はとても長い時間なのだと思います。
我々が合奏しているとき、縦の線を揃えよう、テンポが揺れないようにしよう、
連符が均等になるようにしよう、といった場合の時間感覚は、1秒なんてものではなく、
その10分の1、100分の1、時には1000分の1?などという世界での
勝負なんだと思います。
吹奏楽の世界に浸っている方ならば、このような感覚は
当たり前に持っているものだと思います。
コンサート本番でこの感覚が音楽として、正確な積み重ねとなって表現され、
お客さんの耳に届いた時には、
ごくごく「自然な」な演奏となって曲が響いていると思います。
飽くまで自然であり、それ自体が「すごいこと」とは、
お客さんは思わないでしょうね。
しかし、高度で微妙な勝負の世界に生きていることを、
我々は誇りに思ってよいのではないでしょうか。
微妙な世界の勝負ということでは、音楽はアバウトな部分が多いですよね。
原理原則は数学的・物理的な理論に基づいているので
決して全てがアバウトでは無いですが、
強弱やテンポの指定、発想標語など、時と場合によってその解釈は様々です。
奏者の方でそれぞれに色んな解釈をしながら合奏に臨まれていることと思いますが、
各人が持っておられる様々な解釈を摺り合せて、整理し、時には修正していくのが
ガイド役である指揮者のお仕事なのでしょう。
今回のコンサート曲目でも、実に多くの部分で「ここはこうしよう」と
整理した箇所があります。
そこをもう一度思い出して、振り返って、明日のゲネプロで確認し、
本番に臨んでいただきたいと思います。
1人だけ浮いた演奏には、目も、いや耳もあてられませんから。
指揮者が「ひとりごと」とは言いながら、皆さんに問いかけています。
「やるだけのことはやったでしょうか?」
やれることはやったと達観し、座して明日を待つ。
そういう気持ちで臨めるよう努力したいと思います。
(まだ、もうちょっと、実行委員の事務的なお仕事が残っていて・・・)
Tuba こんどう
せせコンまであと少し、皆さんだいぶ気合いがはいっていたようですね( ̄^ ̄)ゞ
合奏での厚みも出てきた感じですね。
…が、最近思うのは、がむしゃらすぎて、
周りの音が聞けてないのでは…ということです。
気を抜けばすぐハーモニーがくずれるような…。
気持ちを熱く奏でるのは大切。
でもその前に冷静でいることが大事だと思うのは、低音をやってるせいでしょうか?
そこで思うのは、低音を聞いて合わせる!ということです。
あ、でも別に私の音をきけー!と言ってるわけではありませんよぉ(^_^;)
基準となるバスパート、ここに合わせにいくと、
案外ハーモニーもあってくるんじゃないかと思います。
他団体でエキストラをさせてもらうこともあり、
色々なやり方を勉強させられることがあります。
チューバをチューニングの基本にやってる楽団があり、
理にかなってるなーと思いました。
実際チューニングの基本のクラの音は、合奏中なかなか拾いにくいものです。
これがチューバならたやすくハーモニーを合わせにいけるのではないかと!
まあ、これも低音が不安定ではお話しにもなりませんが( ´ ▽ ` )ノ
幸いせせらぎには、頼もしいこんどう君がいます!
本番まであと少しですが、ぜひ他人の音に耳を傾ける、
いや!こんどう君の音に合わせに行く!ぐらいな感じでやってみてください!!
演奏会を目前にして、やらなきゃいけないとおもうこと、
もちろん譜面をきっちりやることもそうですが、体や心のスタミナですね。
メンタル的に弱くなる部分、唇のコンディション、腹筋など色々ですよね。
自分も日々努力しなきゃ( ̄ー ̄)と思いながら、
普段の雑用に追われてしまうことは多々あります。
でも音楽に対しては、真摯に向き合いたいので、
負けない心を作りたいと思いますp(^_^)q
そんな私が、今、細く長く続けていることが、ランニングです。
運動嫌いな私が、超苦手なことを克服した一つです。
きっかけはデューク更家のウォーキング講座です。
そこにいたスタッフさんのスタイルが素敵すぎでした☆
あ、ちなみにデュークさん、走れとは決して言ってなかったんですが(笑)
軽い運動で心拍数を上げて、体の中の温度を上げる事で免疫力がたかまったり、
基礎代謝が上がる、心肺機能が上がる、などなど。
これは肺活量や腹筋背筋を鍛えたい私には、一石三鳥ぐらいなんじゃないかと!
はじめは御所の一辺も走れなかった私が、
今では葵橋からみその橋まで往復出来るまで成長しました!
後にお会いしたペット奏者の指揮者の方も、
走るのは絶対いいよ!といわれてたので、たぶんいいんだとおもいこんでます(^-^)
継続は力なり!!しっかり腹筋背筋を鍛えて、
揺るがない鉄壁のバスクラを目指して、がんばりま〜す♪( ´▽`)
バスクラ やすいちはる
さて、せせコン本番まで残すところあと2回となった合奏練習です。
例年、この日は当日のゲネプロの関係上、2部の曲を練習することが通例となっており、
今年も2部の曲の練習となりました。さすがに本番間近、事実上最後の練習となる曲が
ほとんどとなるので、みなさん集中した中身の濃い合奏だったと思います。
さて、今年の2部曲、トロンボーンパートとしてはなんといっても「A Song for JAPAN」
ですが、それは後述するとして、これだけは言っておきたいという曲があります。
それは「みんなのうたセレクション」なのです。
この曲、メドレーでたくさんの曲(9曲)が出ててきて、楽団のメンバーもみなさん
お気に入りなようで、鳴りすぎのきらいがあると良く注意されていますが、
何故かトロンボーンパートは休みが多いのです。
練習番号でいうと、L~T手前までずっと、70小節ににも渡ります。
9曲中の実質ほぼ半分の4曲が休み(一応1曲は前奏まではあるのですが・・)。
ほんとに、忘れられたかのように・・・。
これ編曲者さんに本当に忘れられているような気がしてます。
それとも嫌われてる・・・?
オケ曲(例えばベートベン)や、オリジナル系の曲ではよくあることなのですが、
メドレー曲でここまで嫌われた?のは初めてですね・・。ちょっとスネてます。
編曲者さん調べたらトランペット奏者さんなんですね・・・・。
それはさておき、、
書かなくてはいけない「A Song for JAPAN」についてです。
この曲をやろうと言い出したのも私なので、やっぱり書いておかないといけないと思ってます。
昨年の3月11日、日本は空前の困難に見舞われました。「東日本大震災」。
当日、私は東京出張中で、関西圏におられただろう他のメンバーと違い、
震度5強の揺れに見舞われ,湾岸地域にいたため、津波が来るという情報の中、
携帯のワンセグ情報のみを頼りに右往左往した経験をしました。
翌日にはせせらぎでのコンサート本番(結果的には延期になりましたが・・)
も控えており、これは帰れないなとあきらめかけてたのですが、
いろんな幸運が重なり、奇跡的に当日中に京都まで帰宅することができたのでした。
その後、「A Song For Japanプロジェクト 」という活動を見つけ、下記の動画を見たのでした。
トロンボーン奏者としては誰もが知る超有名な奏者の演奏もさることながら、動画の後半、
がれきの山に途方にくれる方、自衛隊の方々の救助の様子。日本赤十字の方が、我が子と
同い年ぐらいの子どもと向き合ってる姿になんともいえない感情を抱きました。
そして、そのバックのメロディーに・・。
あの震災で、津波によって、どれほどの人命が奪われたのか。
そして、私たちと同じ楽器演奏者が演奏できない状況に追い込まれたのか。
どれほどの楽器が津波に流され使えなくなってしまったのか。
幸いにも私たちは難を逃れ、震災前と大きく変化無く演奏活動を続けていますが、
その私たちができることは何なのかを考えた時に、演奏家としてできること。
それは、被災者の事を思って演奏することではないかという、A Song for JAPANプロジェクト
の主旨に大いに共感し、今回演奏することになりました。
震災からすでに1年以上経過していますが、時間が経過したからこそ、あの震災を忘れること
はないよう、心に刻みながら演奏したいと思います。
少なくとも、トロンボーンパートのメンバーは一生忘れることがないでしょう。
それぐらい練習にも励んできました。
上手な演奏ではないと思いますが、気持ちのこもった演奏、心に響く音が出せるよう、
本番まで1週間。最後の追い込みをかけたいと思います。
Bass Trombone とだ
“せせらぎ”う〜ん 風流な言葉です。
“せせらぎ人”(せせらぎびと) お〜ぉ 古風な言葉です。
“せせらぎ人語” 吹奏楽団せせらぎ の人々が使っている言語です。
・・・・・???
違うやろ(−_−#)
ゴメンナサイm(__)m
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《合奏の風景》
このシリーズのタイトルを見て 真っ先に思い出したのは
日本の名指揮者 岩城宏之(1932〜2006)著書の『楽譜の風景』です。
僕が 高校で吹奏楽部に入り 音楽にハマッテしまった頃に読んだ本です。
指揮者の岩城宏之さんは 元々は 打楽器プレーヤーだったんです。
岩城さんの学校の音楽部では お金が無かったので ティンパニも無く
生徒の机を2つ並べて その机の上に大きな円と 小さな円を描き
〈模擬ティンパニ〉を叩いていたそうです。
本文中で面白かったのが 未完成交響楽の練習中に
何回も指揮者に叱られたらしいです。
え!何故って?
楽譜の休止小節に書いてある数字を 1・2・3・4・5・・・・・
その数字が来たら 模擬ティンパニを 【カン・カン】
あの名指揮者も 最初はこんなんだったんですね!
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《合奏への風景》
今日の“せせらぎ”の練習は 《せせらぎコンサート》本番前ラストの 日曜日練習です。
JR花園駅を下車しました 今日は雨が降らなくて 良かったぁ〜
楽器を持って 鞄を持って オマケに傘! 嫌なんだよなぁ〜 びしょ濡れに なるなんて!
ここんとこ仕事忙しくてさぁ 久しぶりの練習なんだよなぁ
さぁ〜 今日は頑張るぞ−っ!
えーっと 誰かが 駅の南側って言ってたよな。
この道かなぁ? 普通の家ばかりでさぁ こんな狭い道だから・・・・・。
うわ〜ぁ! ここだよ ここ!
凄ぇーっ!いいとこじゃん!!
へーっ!今日はホールで練習するんだ!
って?ホールで練習?ウソ!なんで?
もしかして今日 本番?
マジでーっ!ってさぁ今日 楽器しか持って来てないよ
本番衣装も持って来てないよ! え〜 マジで〜!どうしよう 困ったなぁ〜(*_*)
おはようございま〜す
やぁ おはよう!
どうしたんですかーっ?冴えない顔して 今日は こんなに良い天気なのに。
いや〜俺さぁ 今日 本番の衣装持って来てないんだよ。困ったなぁ〜(*_*)。
えーっ何 言ってるんですかーっ。本番って 再来週ですよ。
・・・・・・・。f^_^;
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《合奏の風景》
今日の練習会場は 京都市右京区ふれあい会館です。
その一室 創造活動室で 今期ラストの通し稽古を やります。
朝9時に 会館の方に 扉を開けて戴きました。
そして “せせらぎプレーヤーズ”の みんなで 先ずは 椅子並べです。
今日は クラリネット 何人来るのぉ〜。
フルートとオーボエはぁーっ! サックスは 後で遅れて誰々が来るしー。
今回ホルンは 下手奥。 チューバは上手の定位置。
トランペットにトロンボーンは 後列に一文字。
そして 吹奏楽特有な楽器 ユーホニアムは 楽団のセンターを陣取ります。
さぁ〜 次は 打楽器の搬入です。活動室の後ろの扉を開け 搬入です。
大きなトラックや1ボックスの車に 打楽器がいっぱいです。
打楽器は 種類がいっぱい あって。部品も いっぱい あって。何が何だか・・・・・?
と書きたいのですが 連日の仕事の疲れで 昨夜も午前様になり
朝 起きたのが8時も大幅に過ぎて いました。
慌てて支度をし 会館に着いたのが 9時半です。
椅子並べも せず 打楽器の搬入も せず。ゴメンナサイm(__)m
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《合奏の風景》
合奏の風景にも 色々あります。
指揮者から見た 演奏者 の合奏風景。
第3者から見た 指揮者も含めた全員の 合奏風景。
でも 面白いのが 各プレーヤーによって 合奏の風景が 違って見える事です。
僕の担当する楽器は トロンボーン。管楽器の 一番後ろで合奏しています。
指揮者を中心に 扇形に並んだ演奏者が 視界に広がって見えます。
アップテンポな曲は 指を せわしなく動かし
スローテンポな曲は 気持ち良く 身体を動かし
曲風によって 表情を変える木管楽器群。これは 見ていて楽しい!
ところが 一番前で 合奏しているフルートは?
お隣り同士の 木管プレーヤーと指揮者しか見えない。
ウーン! これは 不公平だ!!
いや もっと不公平な 合奏の風景があります。
今回のプログラムに トロンボーン四重奏と吹奏楽の 為の曲があります。
トロンボーン パートが楽団の前に立ち 合奏します。
前に見えるのは 創造活動室の壁!!
そして 譜面台に乗っている楽譜。あっ!
《楽譜の風景》
完
トロンボーン中川。
今日の音階&アルペジオの練習はFb(E)。
皆さんそつなくこなしておられるようでした。すごいですね。
そのあと練習曲のコラール。ゆっくりした曲だからこそ、
音の変わり目のタイミングやアタックのつけ方と言った表現が大事、
と常々思っているのですが、なかなかうまくいきません。難しいですね。
その後、せせらぎコンサートの曲練習。
まずはパート毎の集まり具合をみて、いきなりの「エレクトリカルパレード」。
本当は笑顔でさらさらっと演奏したいところですが、
テンポを遅めに設定すると転んでしまい、逆に速すぎると指が回らないという
「ふんだりけったり」状態。
次が「朧月夜」。
本日最後に練習した「海」もそうですが、かなり凝った編曲。
最近の流行なのでしょうか。調性Gでの音の跳躍、微妙な合いの手、
周りの動きを聞いている余裕がありません。
「エピソード・ファイブ」、ずっと5拍子という珍しい曲。
気を抜くと入るタイミングがわからなくなるという緊張感と、
フレーズをつかんだときの面白さ、スピード感が入り混じった楽しい演奏でした。
この曲、冒頭はクラリネットの柔らかい16分音符から始まります。
これが個人的には、「渚スコープ」を思い出します。
高校でクラリネットを持って始めて本格的に練習した曲でした。
さて、
6月8日の練習では、先に述べた「海」の前にクラリネットパート有志による、
せせコンオープニングパフォーマンスのお披露目を行いました。
曲目は「Immer Kleiner」という、
元々はクラリネット・ソロとピアノ(またはコンサートバンド)用の曲でして、
これを団員の佳代さんにお願いして
クラリネットアンサンブル向けに編曲していただきました。
演奏については、おそらく「見て」楽しんでいただけたかと思います。
一方「聞く」方ですが、ソリストは緊張のためか2箇所ほど脱落したり、
入る場所を間違えそうになったりと、かなり危なっかしい状況で、
終わったときには胃の付近が痛い、とのことでした。
本番までにもう少し何とかしないといけませんね。
せせらぎコンサートまで後もう少し、
「エレクトリカルパレード」に限らず、どの曲も楽しく演奏し、
少しでもよい演奏をお客様に届けられるよう、がんばりたいところです。
Clarinet あおき