平福の川端風景2023年10月1日

特急スーパーはくと車窓からの眺め。
もう何年も気になっていた景色があります。
「平福(ひらふく)の川端風景」です。

始発の京都から東海道本線を下り、
姫路の先、山陽本線の上郡から、
鳥取へ向かう短絡線である第三セクターの智頭急行線に入ります。
佐用まで高規格線区のため、
スーパーはくとは振り子車両を右に左に揺らしながら、
最高速で駆け抜けてゆきます。

平福へは、
佐用で各駅停車に乗り換えて一駅。
いつもはスーパーはくとで通過するばかりでしたが、
今回初めて平福で降り、
散策してきました。

平福駅は、
刈り入れ前の田んぼの中に佇んでいました。

見上げると、
利神城(りかんじょう)という山城の跡が望まれます。
石垣が崩れる危険があるということで、
特別な許可がないと登城することはできません。

江戸時代初期、
平福はかつて城下町だったそうです。
が、数十年で廃城となり、
それからは因幡街道の宿場町として栄えたとのこと。

その宿場町の裏手に佐用川が流れていて、
川端に歴史的景観が残されています。
佐用川に架かる橋から見た風景です。
車窓からではなく、
ぶらぶら散歩しながら。

川端に降りると、
こんな感じ。

素晴らしい一日となりました。

平福駅に停まる智頭線普通。
一両編成。

帰りはこれに乗り、
佐用でスーパーはくとに乗り換えです。