スライダー2023年3月23日
野球狂の私が今回のWBCについて何も語っていないことに、
「何でやろ?」と思っておられる向きもあるやも知れません。
理由は簡単、
私が余計なことを書いたトタンにえらいことになる、
というのを恐れたから。
いわゆるゲン担ぎって奴ですな。
思い返せば、
第1回から今回の第5回に至るまで、
これでもかっていうくらい入れ込んできています。
第1回の決勝キューバ戦だったか、
その前の試合だったか忘れましたが、
せせらぎの休日練習とかぶりました。
休憩のたびに途中経過を確認して落ち着きませんでした。
第2回の決勝は韓国戦。
うまいこと仕事が休みだった私は、
試合開始からゲームセットまでテレビにかじりつきました。
イチロー選手の決勝タイムリー、
ダルビッシュ投手の観たこともないスライダーがウイニングショットになった試合ですが、
こんなにハラハラドキドキした試合は後にも先にもありません。
テレビを通して侍ジャパンに念を送り続けた私はクタクタになってしまいました。
以来、侍ジャパンの試合は、
「観たい」と思うと同時に、
「観るのが怖い」とも思うようになってしまいました。
今回、
実はかなりの時間、
試合を観ました。
ただし、
試合開始からではなく、
「今、どんな展開かな?」とソロリとテレビを点け、
リードしていたらそのまま観るのです。
私がテレビを点けるタイミングは、
いつもうまいこと、
先制を許しても逆転したあとなどのリードしている展開。
そしたら着々と加点していってくれたので、
心臓に負担をかけることなく観戦できたのです。
日本時間の午前中の試合である、
準決勝のメキシコ戦。
休日でもあるので最初から観ることもできたのですが、
やっぱり怖くて出掛けてしまいました。
帰りのタクシーはテレビ付きの車両で、
9回表、1点差でリードを許していました。
ちょうどチェンジのタイミングで車を降りました。
9回裏は大谷選手から。
「大谷、吉田が出て、村上が打ったら逆転サヨナラとちゃうか。
まぁ、世の中そんなに甘くないけど。。。」
馴染みのお店に入って昼食を待つ間に携帯をいじっていたら、
村上選手の逆転サヨナラ二塁打で勝ったとの報。
お店で一番最初に情報をゲットしたのが私だったので、
他のお客さんが「えっ!ホンマ?」
みんなで拍手喝采となったのでした。
そしてアメリカとの決勝。
やはり観るのから逃げる計画だったのですが、
当日朝になって意を決しました。
試合開始からゲームセットまでかじりつきました。
誰もが思ったように、
ショウヘイvsトラウトって、
「これは漫画か?
上杉達也vs新田か?」
と思いました。
ウイニングショットのスライダー。
2009年のダルビッシュ投手の火の玉スライダーを思い出しました。