立春2023年2月5日
2月3日金曜日は節分でした。
出町桝形商店街の入口にある「寿司ふじ井」さんで頼んでおいた恵方巻を、
練習から帰って食しました。
恵方巻といえば、
まるまる一本の巻き寿司を、
その年の恵方に向きながら、
何も言わずに食べきるものだと思います。
でも、そんなのしんどすぎるので、
最初から一口サイズにカットしておいてもらいました。
恵方も気にせず頂戴しました。
とても美味しかったです。
明けて2月4日土曜日は立春。
暦の上では春になりました。
「寿司ふじ井」さんでは、
伏見の増田徳兵衛商店が立春の朝一番に醸す純米吟醸生原酒、
「月の桂 立春朝搾り」を取り扱っておられるので、
早速呑みに伺いました。
コロナ禍前まで約15年にわたり通い続けた寺町二条の「小料理ふくろ」さんでも、
「月の桂 立春朝搾り」を取り扱っておられました。
と言っても店で呑ませてくれるのではなく、
買取のための注文を代行してくれたのです。
※※※
この「立春朝搾り」、
当然、立春の朝に瓶詰め作業も行われるため、
臨時スタッフが大量に必要です。
瓶にラベルを貼る作業も、
臨時スタッフが行うそうです。
「不慣れな人が貼ったのが分かるでしょ」
というのを「小料理ふくろ」の女将さんから聞かされた記憶があります。
今回、「寿司ふじ井」で見せてもらった一升瓶のラベルも、
やっぱりちょいとよれていました。
そこにも味わいが感じられます。
立春早朝の仕事はとても大変だと思うのですが、
仕事の後の朝食が最高らしいのです。
あったかいごはんと、月の桂の酒粕で作った粕汁!
もう、なんとも言えん、堪らんのだそうです。
これも「小料理ふくろ」の女将さんの弁。
働きに行ったことがある訳じゃないそうですが。。。
※※※
最初のうちは四合瓶1本だけを頼んでいたのですが、
その旨さを知るにつれ、
2本3本と増えていき、
最終的には4本頼むようになっていました。
私の知る限り、
日本で一番旨い酒です。
今年も立春に、
美味しいお寿司とともに、
日本一の「月の桂 立春朝搾り」をいただくことができて、
とても幸せでした。
お支払いして帰ろうとしたら、
なんと、
「いつもお世話になってますから」の一言とともに、
「月の桂 立春朝搾り」四合瓶をプレゼントしてくださったのです。
今は亡き「小料理ふくろ」のご主人のことが思い出されて、
号泣してしまいました。