いい方に裏切られる2023年1月8日
年が明けて4本。
今年もいいペースでの映画鑑賞がスタートを切っていますが、
今日は『ドリーム・ホース』について書きます。
予告篇で大体想像のつくタイプの映画です。
冴えない生活を送っている人が競馬で一発逆転!
しかし途中、挫折があって、
最後には復活!
よくある起承転結のハッキリした作品だと思っていましたが、
観終わってみて、
やはりその通りでした。
こう書くと馬鹿にしているように聞こえるかも知れませんが、
さにあらず。
心を鷲掴みにされたのです。
競馬で一発逆転と書きましたので、
お金儲けだけに目が行きがちかも知れませんが、
さにあらず。
競走馬を育てるところから始まります。
そのことは事前に知っていたのですが、
この競走馬の母馬は、
仔(=競走馬)を産むと同時に他界してしまうのです。
この辺りから涙腺がやばくなりだし、
競走馬の親代わりの気持ちになり始めます。
どうやって撮影したのかと思わせる見事なレースシーンでは、
思わず拳を突き上げそうになるし、
途中の挫折のシーンは本当に心配で心配で。
復活に至っては親代わりどころか、
完全に親の心境になって画面に喰いつきました。