暗譜2022年7月9日
2018年7月1日、第31回せせらぎコンサート。
例年通りスコアを暗譜して本番に臨みました。
変拍子の激しい『リヴァーダンス』を、
危なっかしいものの何とかクリア。
が、『ジャングル大帝 序曲』のラストのホルン・ソリの辺りで唐突に楽譜のレイヤーが頭から消え、
体が動かなくなるという事態に。
楽員の皆さんが何とか繋いでくださったので演奏は止まらずに済みましたが、
とても危ない状況でした。
にもかかわらず、
やはり暗譜で臨んだ2019年7月7日の第32回せせらぎコンサート。
プログラムの「指揮者のひとりごと」には、
あろうことか、
暗譜するのが「苦しいけど楽しい」と書きました。
そして毎年この流れが続いてくれたらよいのに、と。
2020年。
コロナ禍により、
この流れは唐突に途絶えました。
せせらぎコンサートは中止となり、
私たちの “ パラダイス劇場 ” である京都こども文化会館は閉館が決まりました。
それでも何とかして9月27日には「京都こども文化会館ありがとうコンサート」と銘打ったミニ・コンサートを、
関係者だけに聴いていただく形で行いました。
スコアは暗譜しませんでした。
2021年は抽選で何とか会場確保できた呉竹文化センターで、
7月11日に「第33回せせらぎコンサート」を開催しました。
私自身も楽員の皆さんも、
リハビリに近い状態でした。
とにかく途絶えさせないでおこうという色合いの強いコンサート。
やはりスコアは暗譜しませんでした。
そして2022年7月3日に、
昨年同様に借りることができた呉竹文化センターで「第34回せせらぎコンサート」を開催しました。
第1部と第2部に分かれるステージとなるのは2019年以来。
まだまだ復帰できない楽員の方々も大勢いらっしゃるものの、
本格的開催にかなり近づきました。
そんな訳で、
スコア暗譜も再開しようかな、
と当初は思っていました。
やってやれなくはないと思いましたが、
やはり暗譜せず、
スコアを見台に置いて、
譜めくりしながらの指揮を選択しました。
『ロミオとジュリエット』の「ティボルトの死」を覚えきれないと思ったのが大きな要因です。