『 ALL ABOUT YOU 』楽譜手直し完了2016年6月27日

2012年10月14日(日)、JR 長岡京駅前のバンビオ広場で、
「バンビオ LIVE! vol.2」を開催しました。
『 ALL ABOUT YOU 』はその際の演目の一つ。
T-スクエアの安藤まさひろさんの作曲。
それを当団のユーフォニアム奏者でありプロフェッショナルのエレクトーン・プレイヤー、
F.K. さんが編曲してくれたのです。

が、初演はもっと前。
1990年7月1日(日)、第4回せせらぎコンサートで。
当時は K.K. さんだった彼女の吹奏楽初編曲でした。

(当ホームページの「これまでの活動」より)

編曲に当たって、私が F.K. さんに出したリクエストは、
(1)原曲そのままにこだわらず、旋律の間を埋める対旋律も考えること
(2)吹奏楽でやりやすい調に改めること
でした。

(1)について見事に応えてくれたばかりか、
(2)を一歩推し進め、
(3)吹奏楽でやりやすい転調にすること
を実践してくれました。

というのは、『 ALL ABOUT YOU 』の原曲は途中で「半音」上の調に移ります。
が、半音上というのはかなり厄介。
いきなり♭が5個増える調なのです。
それを「1音」上に変えてくれたのです。
すると♯が2個増えるだけで済みます。

厳密には原曲とは違う動きとなりますが、実にスムーズな移り変わりなのです。
さすが!
お見事!

初演した1990年は私もまだ若く、というか勢いだけでやってる青二才。
楽譜の細かな手違いに気付いていませんでした。
22年経って再演することになり、改めて見直してみると、
アーティキュレーションの不揃い、ダイナミクスの不揃いなどが見つかってしまいました。

2012年の「バンビオ LIVE! vol.2」では、
原譜の各パート譜をコピーし、それに朱を入れて配りました。
本番はなんとかそれで乗り切りました。

ホントは、本番までに原譜を手直しし、それを配るつもりだったのです。
が、まずフルートの楽譜を手直ししてみて、とても間に合わないと思ったのです。
なので「朱入れ作戦」に切り替えたのです。

それから少しずつ少しずつ作業を進め、ようやく一週間前に完了しました。
なぜかピッコロの楽譜だけがなく、それをフルートの M さんに作ってもらいました。
これらを併せて、昨日の日曜練習時に、楽譜係に返却することができました。

4年弱かかったのですな。
長い旅路でありました。