いちむじん2016年6月7日

6月5日(日)、京都市立京都堀川音楽高等学校音楽ホールで開催された
「2017万華鏡世界大会 in 京都 プレイベント いちむじんコンサート」
を聴きました。

160605いちむじん

おいおい、こんな写真載せちゃって大丈夫なんか?
と思うかも知れませんが、心配には及びません。
「いちむじん」のほうから、ジャンジャカ写真を撮って拡散してくださいということで、
激しい楽曲を2曲演奏する間は自由に撮影して良かったのです。
映画の舞台挨拶にしても何にしても、最近はこういうのが多いのかも。

ところで、皆さんは「いちむじん」をご存知でしょうか?
大河ドラマ『龍馬伝』のエンディングを担当した高知出身のギター・デュオ、
と言ったらピンとくるでしょうか。
「いちむじん」とは土佐弁で「一生懸命」という意味だそうです。

来年、京都で開かれる万華鏡世界大会に向けて新曲を委嘱されたそうです。
万華鏡をイメージして、というよりも、
万華鏡を覗いているときの気持ちに寄り添うような楽曲に仕上げようとしているそうです。
(この日、披露してくれましたが、もっともっと詰めていくつもりだとのこと)

京都万華鏡ミュージアムと京都堀川音楽高校は徒歩圏にあります。
そんなことからこのホールで開かれたのでしょうか。
音響の評判がとても良いホールなので一度ここで音楽を聴きたいと思っていました。
客席300ほどのこじんまりしたホール。
最後列の端っこで聴いていたんですが、すぐそばでギターの生音を聴いているような感じ。
音が波動となって、皮膚から入り込んでくる、そんな印象を与えてくれました。

普段、大阪で働いていると、時々無性に鳥取に出掛けたくなります。
きっと似たような理由から、吹奏楽をやっていると、ふと単音色の楽器の音が聴きたくなります。
ピアノだとか、マリンバだとか、ハープだとか。
中でもギターにはかなり惹きつけられます。
単音色といっても、ギターのそれにはかなり幅があって面白いのです。

かき鳴らすのも良し、
一音だけ「ポーン」と鳴らし、減衰していく時空間を感じるのも良し。

ギターを聴いていると、発音の瞬間が命だよな、と強く感じます。
吹奏楽もそうなのですが、ギターを聴いているとアタックの大切さが身に沁みます。

そして、二人のギターが全くズレない。
息がピッタリ合っているのです。
ちょっとしたミスなんか帳消しにしてしまう、見事なアンサンブルでした。