叩く2016年5月30日

5月29日(日)は、北文化会館・創造活動室での臨時練習。

フルート × 5(うち、新入団1)
オーボエ × 1(エキストラ)
バスーン × 1(エキストラ)
B♭クラリネット × 10
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 3
テナー・サックス × 1
トランペット × 6
ホルン × 5
トロンボーン × 6
ユーフォニアム × 2
テューバ × 2
パーカッション × 4(うち、エキストラ1)
そして私の計48人で合奏を行いました。

また、休団中の F さんが司会進行を引き受けてくれまして、この日が初参加。
司会していただきながらの全曲通しは、ぐっと本番に近づいた感じでした。

さて、この日のお昼時に、最近入団された M さんとお話ししました。
「指揮はいつから?」と聞かれ、そう言えば長くやってきたなと思いました。
が、習ったことは?
ないんです。
ホルンとピアノはレッスンを受けましたが、指揮は独学です。

齊藤秀雄さんの『指揮法教程』だけが頼りでした。
指揮の様々な運動が、とても分かりやすく解説してあるのです。
中でも「叩く」運動、つまり、打点(発音ポイント)をハッキリさせる運動が基本。
そこから、打点はあるけれども、そこに入っていく過程で弧を描くようにする「しゃくい」、
打点の全くない「平均運動」、
先に点に入っておき、素早く抜けることで発音ポイントを示す「先入法」など、
応用も学ぶことができます。

若い頃から、「叩く」ことは思いきってできたと思います。
が、柔らかな表現には苦労し続けました。
なので「しゃくい」や「平均運動」の稽古を重視してきました。

が、全曲通しながら、「何だか叩きが弱いぞ」と感じました。
強めに叩こうとすると、力んでしまうのです。
脱力して打点に腕を落とすのが基本だというのに …

これまでスコアに噛り付いて、振り方にあまり気を遣ってこなかったのもいかんと思います。

基本に立ち返りたいと思います。