映画『ジョーのあした』を観る2016年5月29日
5月28日(土)。
四条烏丸で用事があったついでに、ふらりと京都シネマに寄ってみました。
ちょうどいい時間に『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』がかかることになっています。
京都での公開初日ということで、朝刊にも紹介記事が載っていました。
これは何かのご縁じゃろ、と思いまして、チケットを買いました。
すると、入場順は84番。
約100席の部屋ですから、ほぼ満席やん!
その時知ったのですが、この回には舞台挨拶がセットされていたのです。
京都シネマは、入場順で自由に座っていくシステム。
通常、84番くらいだと、前の方とか端っこの方しか空いていないパターンです。
が、舞台挨拶の回だからでしょう、前の方から詰まっていって、好みの後方はガラガラ。
ほぼベストな席に座ることができました。
私も関西の人間ですから、もちろん辰吉丈一郎さんのことは知っています。
が、詳しく知っている訳じゃないんです。
正直申しまして、私の目当ては、
阪本順治監督が辰吉丈一郎さんを題材にどんなドキュメンタリー映画を撮ったのかでした。
阪本監督の作品で、私が観たことのあるのは以下の通り。
『顔』
『 KT 』
『亡国のイージス』
『魂萌え!』
『カメレオン』
『行きずりの街』
『大鹿村騒動記』
『北のカナリアたち』
『人類資金』
私には硬派なイメージがあります。
そんな阪本監督が、辰吉丈一郎とのざっくばらんな会話を通して、
その人となりに寄り添ったのが『ジョーのあした』というドキュメンタリーだな、という印象でした。
ボクシングの試合映像なんてほんの少し(ほとんどがテロップでの紹介)。
九割方、インタビューでの構成です。
それでこれだけ見せてくれるのは、お二人の間に信頼関係があるからなんでしょうな。
そして舞台挨拶にはもちろん、阪本順治監督と辰吉丈一郎さんが登場しました。
ジャンジャカ写真を撮ってジャンジャカ広めてくれ、
ということだったのでジャンジャカ撮ったのですが、
暗い部屋でのピント合わせがうまくいかず、これが一番マシな写真。
向かって左側が辰吉丈一郎さんで、右が阪本順治監督。
何となく分かってもらえるでしょうか。
混むので、舞台挨拶のある回はあまり好みではないのですが、たまにはいいもんですな。
何せ、生のお二人にお会いすることができたのですから。