役に寄り添う。2016年4月18日

映画『母よ、』を観ました。
女性の映画監督が、死を間近にした母の看病と、仕事との板挟みになります。
思うに任せぬ日常に、他人事ではない息苦しさを感じました。

さて、その女性監督が、撮影現場で俳優につぶやく一言が気になりました。
「役に寄り添うように演じて」と。

「役に寄り添うように」という映画監督の言葉。
パンフレットなどでよく目にします。
「役になりきる」「役に没入する、没頭する」というと、さもありなん、と思うのですが、
「役に寄り添う」ってどういうことなんやろ?
想像はしてみるんですが、イメージが固まらないんです。

ちょいと音楽活動に置き換えてみます。

本番で「音楽に入り込む」ように集中すること、心掛けています。
なかなか入り込むことはできないのですが。

普段の練習でも、できれば没入してみたい、と思うのです。
が、あまりに入り込みすぎると、熱くなりすぎて音に対する判断力が弱まるのでは、と心配です。
なので少し頭を冷やして取り組もうと心掛けます。

もしかして、これが「寄り添う」っていうことなのでしょうか?

でも、何かしっくり来ない。
ちょっと違うような気がする。。。