レイトショー2015年3月18日

映画好きの私が、ここのところあまり映画を観ていません(←ってなこと言う割に、映画ネタ多過ぎやろ!)
理由はいろいろ考えられますが、一応真面目に、仕事が詰め詰めになってる感がありますので。
「仕事を理由にするなんて、俺も年齢(とし)食ったな…」と思いました。

そんな時、ライヴァルの一言が思い出されました。
「仕事の後に映画に行ったら、落っこちちゃって…」
あっ、そうか!
仕事の後に観りゃええんや!
なんで思いつかなかったんやろ?
もちろん私も落っこちてしまう危険・大です。
でも、まずはレッツ・ビギン!(←『飛び出せ!青春』風に)(←分かるかな~?)

なんていっても20時を過ぎて開映する作品はレイトショーで1300円。
そりゃ、魅力ですわな。

でもって観たのが『くちびるに歌を』。
新垣結衣さん主演の音楽映画です。

そういや、今年は音楽が主役の映画が割とかかってるし、観てます。
『はじまりのうた』でしょ、『マエストロ』でしょ…

で、『くちびるに歌を』も、もちろん気になっていたのです。
が、宣伝が気に食わなかった。
「絶対泣ける」っていう宣伝文句が。

ってことは、泣けない映画はダメってこと?
涙活できなきゃ映画じゃないの?
そんなことないでしょ!
じっと考え込まされる終わり方をする名画だっていっぱいありますよ。

ってな訳で、絶対泣くまいと思って観に行ったのですが、おいおい泣いてしまいました。
20時開映のレイトショーで、私を含めて男(おっさん?)6人しかいませんでした。
が、全員見事に涙ボロボロの有様でした。

新垣結衣さん演ずる元ピアニストの先生は、なぜピアノを弾かないのか?
それとも、弾くことができない程のトラウマに捕らわれているのか?

ファルセットの少年は、なぜそんなに悲しい眼をしているのか?

彼のお兄さんの想いは?

彼のガールフレンドの想いは?

合唱部の部長の女の子は、なぜそんなに男を毛嫌いするのか?
どんな過去を背負っているのか?

その彼女を見つめる男子生徒の想いは?

もう、書き出したらキリがありません。

本当にやられました。
いい映画でした。
リピートしそうでヤバいです。