アルヴァマー序曲2014年11月18日

新しく配られた楽曲のスコアを製本しながら、
たまたま聴いた CD が『吹奏楽燦選』。
佼成出版社が東京佼成ウインドオーケストラのアルバムを発表しなくなったあと、
DENON が新たにスタートさせた TKWO の CD シリーズの第1弾(だったと思う)。

時間の都合で、聴くことができたのは最初の4曲だけでしたが、
4曲とも強烈に耳に飛び込んできました。

・『アルヴァマー序曲』(ジェイムズ・バーンズ作曲)

定番中の定番。
にもかかわらず、プレイヤーとして演奏した経験はないように思います。
未経験にもかかわらず、夕暮れの校舎で、沈む夕陽を横目に練習したような錯覚が。
不思議と哀愁を感じます。

指揮したことは何度かあります。
「大振り」する必要のない曲。
指揮者はそこにいるだけで充分。

ユーフォニアムのF地K代さんは、
この曲を本職であるエレクトーン用にアレンジして演奏されたことがあります。
四条烏丸のシルクホールでの本番を聴かせてもらったのですが、
いや、あれは凄かった!

・『風紋』(保科洋作曲)

異色の吹奏楽コンクール課題曲。
勝手に「保科節」と呼ばせていただきますが、
何とも言えない哀感を帯びた旋律。

自身での演奏はなかったと思います。
が、高校卒業後、
不思議なご縁で指導させていただいた堀川高校吹奏楽部のホルン・パート。
その堀高の課題曲が『風紋』でした。

当時から柔らかい音色でずば抜けていたY崎K子さんは、
今でもせせらぎのホルンを支えています。

・『ジュビラーテ』(ロバート・ジェイガー作曲)

中1で初コンクールに出た際の課題曲。
嗚呼、懐かしい…
よくこんな難しい曲、やったなぁ~

同じく中1で初コンクールの舞台を踏んだK星A志くんとは、
もう37年も一緒か…

・『たなばた』(酒井格作曲)

せせらぎコンサートが7月7日と一致した年に演奏した筈。
全く日本的じゃない邦人作品を初めて耳にしたときの衝撃ときたら!
7月7日と重なろうがそうじゃなかろうが毎年やりたいくらい魅力的な作品。

すべての楽器が大活躍しますが、とりわけピッコロが活躍します。
M井M子さん、キレッキレでしたな。