小春日和、のち、時雨2014年11月4日
気温はやや低めながらも陽射しがあってポッカポカの11月3日、文化の日。
小学校で開かれる学区の文化祭に、珍しく顔を出す。
その前に、近所のお蕎麦屋さんで絶品の「鴨ざるそば」をいただく。
ホール担当のバイトの女の子が厨房に注文を通す。
すると、厨房から「ビールは通ってないの?」と質問が。
「えっ?通ってないですよ。もしかして大将、ビール飲みたいんですか?」ってな遣り取り。
「俺って、いつも昼からビール飲んでるんかなぁ」と苦笑。
小学校に着くと引換券を買ってお茶席へ。
小学生がお抹茶を点ててくれるのだ。
すると廊下でバッタリ小・中で一緒だった美和ちゃんと出会う。
文化祭のお世話だそうだ。
お互いええ歳やのに、美和ちゃんは若くて綺麗やなぁ。
それに引き換え俺の頭頂部ときたら。。。
文化祭では小学生が点ててくれるお抹茶と和菓子をいただく。
お茶の先生が横についてくれながらの小学生の女の子のお点前、ちょっと緊張気味。
でも、それが初々しくて、良い。
お抹茶が届く前に出されたお菓子。
私はお菓子を食べて、お抹茶を飲んで、お菓子を食べて、お抹茶を飲んで…
という楽しみ方をしたかったのだが、
お茶の先生が先にお菓子を食べるように頻りに勧められる。
ってことは、お菓子を食べきってからお抹茶をいただくのが作法なのかと思って、
まずはお菓子を食べきることにする。
と、私の横に座った小3くらいの女の子が、私の食べる様子をチラチラ見ている。
きっと作法を知らなくて真似しようと思っているに違いない。
俺も知らんのに。。。
お抹茶が運ばれてくる。
お椀を回すのは、私の方に向けて置かれた椀の絵柄を汚さないようにするため。
ということだけはつい先日調べていたので、そのようにしていただく。
いや~、先生のおっしゃる通り!お菓子をいただいてからのお抹茶、ホント美味しいです。
ふと横から視線を感じると、かの女の子が私の真似をしてぎこちなく飲んでいる。
果たして、こんなオジサンの横になってしまって、良かったのだろうか。。。
お茶席を出ると、
MOVIX 京都近くのスタバでバリスタをやっている人とバッタリ出会う。
吹奏楽団ビスパングルのプレイヤーでもあるこの人は、
これから文化祭に出演されるのだ。
「聴きに来てくれたんですか?」
「いや、実は今から MOVIX で映画観ようと思って…」
なんともチグハグな遣り取り。。。
寺町丸太町辺りを歩いていると今度は、
先日、上七軒歌舞練場のビアガーデンに一緒に行った社の同期・K林M典とバッタリ。
「何してんの?」
「この辺のイタリア料理店を予約したんやけど、場所が分からなくて…」
「なんや!その店やったらこっちやで」とエスコートすることに。
K林M典くん、ホントに京都暮らしを楽しんでいるようですな。
MOVIX では、約20分後に開映する『マダム・マロリーと魔法のスパイス』を選択。
行き当たりばったりだったにもかかわらず、スマッシュヒット!
堀川の水路沿いを北上しつつ、「さらさ西陣」まで約1時間の散歩。
すると今度は西陣のお寿司屋さんの大将、K井さんとバッタリ。
そ~言えば、9月のスーパームーンの頃にお伺いしようとしたら、
臨時休業してはりましたな。
これは近々訪問せんといかんという啓示では。。。
「さらさ西陣」でコーヒーをいただいた帰り道。
夕方はやっぱり冷えるので、薄いセーターを着込んで歩いていたら、
ポツポツと雨が落ちてきました。
ふと西の空を見ると、美しい夕焼け。
晩秋、そして初冬を迎えたようです。