リピート2014年11月2日
やっぱりもう一度観ました、『ジャージー・ボーイズ』を。
いや~、良かった。
1回観て、パンフを読んで、サントラを聴いて、万全の準備を整えての2回目。
あまり気張りすぎると肩に力が入って映画を吸収できないこともままあるのですが、
第2回鑑賞は、この「準備」がいい面に出たと感じました。
最初から最後まで登場人物の顔と名前が一致しました。
そして2回目にもかかわらず、上映時間を短く感じたのです。
映画音楽のあり方っていうのはとても難しいと思います。
私は登場人物の心情を感じ取ろうとスクリーンに見入るほうなので、
音楽は必要最小限にしてもらうほうが好きです。
『まほろ駅前狂騒曲』で音楽を担当された岸田繁さんも、
同じような主旨のコメントを同映画のパンフに載せてはりましたが、
全く同感です。
『ジャージー・ボーイズ』はほぼ全編、音楽が鳴りっぱなし。
しかし、それがこの映画の素晴らしさでもありました。
『フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ』のディスコグラフィーを鳴らしながら、
彼らの人生を描いていくのはとても様になっていると思いました。
それが彼らの心情にも沿っていましたし。
エンド・ロールで全く関係のない音楽が流されることが結構あります。
が、『ジャージー・ボーイズ』では、
ヒット・メドレーが流れただけかも知れませんが、
映画にピッタリでした。