書法2014年10月23日

今、せせらぎでは『ハンティンドン・セレブレーション』という楽曲に取り組んでいます。
フィリップ・スパークの作品です。

スパーク作品には調号を用いない書法が多いです。
でも、「調を示さない」=「調がない」という訳ではありません。
確かに、調号がないので読みつかえることが多いのですが、
落ち着いて調べてみるとちゃんと調性に支配されているケースが殆ど。

『ハンティンドン・セレブレーション』もそんな作品の一つです。

思うに、頻繁に転調する作風のスパークさんにとって、
調号の付け替えが頻繁になるのを避けたいのとちゃうかな、と想像します。
確かに『ハンティンドン・セレブレーション』も転調のある曲ですが、
スパーク作品としては少ない部類に入ると思います。

こうなると、調号を用いず臨時記号で示すやり方は、
もはや癖と言ったほうがいいのかも知れませんな。