久しぶりに『展覧会の絵』を聴く2014年10月7日

トランペットのK星くんが懐かしい中学時代の話を「せせらぎ人語」に書いてくれた同じ頃、
私も中学生の頃を思い出していた、偶然にも。
きっかけは『展覧会の絵』だった…

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中学2年生の吹奏楽コンクールで銅賞だった私たち。
部長に任命された私は、翌年の金賞復帰を期し坊主頭にした。

楽器の練習もさることながら、体作りを重視。
腹筋運動、スクワット、指立て伏せ(腕ではなく!)等をこなした1日の終わりに、
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの『展覧会の絵』のレコードを聴く。
これが愉しみであり、かつ、耳からの勉強時間だった。

この曲を聴くと、なぜか「冒険の旅」が連想されるのだった。
興奮、哀愁、苦しみ、楽しさなど、いろんな感情が呼び覚まされ、
組曲ラストの「キエフの大きな門」で大きな喜びとともに締めくくられる。
銅賞に落っこちた私たちも、いろんな経験をして、中3の夏を大きな喜びで締めくくりたい。
そんな心情にピッタリ寄り添ってくれるのが『展覧会の絵』だった。

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今は音楽をジ~っと聴く機会が減りました。
何かしながら、ってことが多いです。

マエストロ・フレデリック・フェネル指揮、
東京佼成ウインドオーケストラのスイス・ライブの CD 『展覧会の絵』を聴いたのは、
ラックに並べてある CD を順番に聴いていて、
その日たまたま順番に行き当たったから。
物凄く気合の入った好演です。

やはり「ながら」なんですが、
この日はたまたま筋トレしながらだったのです。

もちろん中学生の頃のようにハードなトレーニングではありません。
いくら腹筋運動してもアルコール漬けのお腹はブヨブヨですし…
今の年齢での筋トレの目的は、指揮者として体が動き続けるよう、体力を維持することですかな。

『展覧会の絵』と筋トレ。
中学生の頃が自然と思い出されたのでした。