明示されていない記号2014年9月30日
7月のせせらぎコンサートで演奏した『マーチ「ブルースカイ」』。
改めて楽譜を読み直していて、今頃になってようやく気付いたことがあります。
8分音符が2つ並び、スラーで繋がっている箇所。
スラーとは、「音を滑らかに繋げる」という指示です。
テンポにもよりますが、大概は後ろの8分音符を短く演奏します。
プレイヤーの自然な感覚でそうしたくなる筈だし、
聴く側からしてもそのほうがしっくりきます。
スラーで2つの8分音符が繋がっているのは、
1つ目と2つ目で音が変わるから。
しかし、同じ音が2つ並んでいる場合、
書法は作曲家によって様々。
・ただ単に8分音符2つを並べる
・同じ音が続くけれども、スラーで繋ぐ
・1つ目の音にテヌート(音の長さを保持)を付け、2つ目にスタカート(音を短く)を付ける
etc…
『マーチ「ブルースカイ」』では、何の記号も付いていませんでした。
が、1つ目テヌート、2つ目スタカートで演奏するのが自然だと思います。
まだまだ読みが浅いと痛感します。
読めているつもりでも、何度も何度も読み返すことが大切ですな。