映画『柘榴坂の仇討』を観る2014年9月29日
前日観た『ジャージー・ボーイズ』の正反対のようなテンポ感。
カメラを動かさず、ひたすらに役者の演技を写し撮ろうとする姿勢。
そういえば、同じく若松節郎監督が撮った『沈まぬ太陽』もこんな感じでした。
好感が持てます。
中井貴一さんの立ち居振る舞い。
藤竜也さんの飄々としたしゃべり口。
が、時に腹の底から出るような野太い声。
中村吉右衛門さんの重厚な存在感。
舞台を観ているような気がしました。
久石譲さんの音楽が演者さんに寄り添うように優しい。
見どころ、聴きどころの多い映画だったと思います。
※柘榴坂=「ざくろざか」と読みます