繊細かつ大胆2014年9月20日
映画『イン・ザ・ヒーロー』主演の唐沢寿明さん。
「武士道」を重んじる役柄でした。
そのパンフレットも武士道について少し触れており、新渡戸稲造の著書も紹介されていました。
近々読んでみようかと思っているところ。
さて、パンフ内の武士道の簡単な説明で、「剣は繊細かつ大胆を旨とする」ということが書いてあったと思います。
「繊細かつ大胆」といえば、私が思い浮かべるのは麻雀の姿勢。
思慮浅く「エイヤッ」と捨て牌して「ロンッ」を喰らいまくるようでも、
ロンを怖がって自分の手を崩してばかりでもいけない。
そのバランスが難しいのです。
合奏を進めるのも似たようなことが言えると思います。
ミスを見逃して通すばかりでは音楽が荒れてしまうし、
あまり細かいことに拘泥し過ぎると音楽の持つダイナミズムが損なわれてしまいます。
きっと各プレイヤーにとっても言えるのでは?
ある程度流れを大切に長めのフレーズを個人練習するのも大切だし、
何度もミスしてしまう箇所だけを取り出して何度も何度もさらってブラッシュアップするのも大切。
つまり「繊細かつ大胆」であることが大切なんですな。