映画『リトル・フォレスト 夏・秋』を観る2014年9月5日
ここのところ、どうしようもなく観に行きたいと思える映画が少ないのです。
というのも、あまりにも観るペースが速すぎて、凄く楽しみな映画の公開のほうが追い付かないからかも知れません。
あるいは、いわゆる大作が多過ぎて、私が観たいようなこじんまりとした映画(人はそういうのをB級映画と呼ぶのでしょうか)が少ないのかも知れません。
そんな中、『リトル・フォレスト 夏・秋』はとても楽しみにしていた映画でした。
映画を観てから数日経ちますが、今でもじんわりと良さが沁み渡っています。
夜勤明けの次の次の日、バッチリ体調を整えて観に行きました。
大正解でした。
夜勤明けなんかで観たら、せっかくの映画時間をたんなる睡眠の時間にしてしまったことでしょう。
それほどに静かで何の事件も起こらない映画でした。
それだけに生きること、食べること、じっくり考えさせられました。
映画の舞台は岩手県奥州市衣川(ころもがわ)の農村。
平泉の、川を挟んだ北側です。
我が家の伝承では、千年前には彼の地で暮らしていたとのこと。
「この風景、なぜか知っている」などということはありませんが、不思議と惹かれるものがありました。
おそらくお墓参りに行く大阪・能勢町の雰囲気にも近いから、というのが理由だと思うのですが。
「冬・春」編は来年の2月に公開だそうです。
私は勝手に一月ずらしの10月くらいから公開だと思い込んでいました(るろ剣のように)
ちょいと先ですが、楽しみに待つこととしましょう。