縁側と甲板と湯端2014年9月2日

今や縁側のあるお家は少なくなってしまったかも知れませんが、
縁側っていいなと思います。
安らぎます。

近所の酒房「たなかや」は京都の古民家を改装したお店ですが、
現在カウンターとなっている場所はもともと濡れ縁だったそうで、
その向かいの厨房は中庭だったそうです。
いつもなんだか落ち着くなと思っていましたが、
そういうことだからかも知れません。

また、縁側の下の空間って不思議です。
子供の頃は怖くて潜ることなんてとてもできませんでした。
『トトロ』のメイちゃん、凄いなって思います。

唐突ですが、宇宙戦艦ヤマトは宇宙船であるのに、なぜ船の形なのか?
『宇宙戦艦ヤマト2199』でも明確な答えはありませんでしたが、
おそらく目的地であるイスカンダル星に「着陸」ではなく「着水」するためだったからではないでしょうか。

ヤマトがイスカンダルの海に辿り着いて、
沖田艦長が佐渡先生(医師)とともに夕焼けの甲板に佇むシーンがあります。
私にはそれが縁側でのんびりするように感じられたのです。

このように家の端っこであるとか、艦の端っこであるとか、
あるいは湯端(ゆばた)っていうのも大切かも知れません。
そんなところでボーっとするのはとても大事なことなんじゃないかと思います。

そういえば、信じられないことですがホントに秋めいてきました。
お湯に浸かるのにちょうどいい季節になってきました。
湯上がりもさっぱりして気持ちよいし。
どこか遠くへ出掛けたいなぁとウズウズしてきます。