台風11号2014年8月12日
8月9日(土)。
一日中、雨が降り続きました。
夕方、小降りになったのを見計らって出社。
大阪に向かう阪急電車の車内放送で、
恒例の淀川花火大会が中止になったことを知ります。
どこもかしこも厳戒態勢のようです。
会社の中の雰囲気はいたって静か。
皆さん、台風が近づいているのなんてウソのように冷静です。
ビルの中で働いていると、そんなものなんでしょうか。
夜勤は大忙しでした。
しょっちゅう気象速報を出していました。
8月10日(日)。
仮眠から起きてニュースを見ると、
台風の暴風圏が大阪に迫りつつあります。
厳重に雨合羽と長靴で固めて出社してきた日勤担当者に手早く引継ぎをして、
逃げるように退社しました。
阪急電車は通常運行していました。
途中で運休なんてことにならないように祈りながら、
特急で京都に帰りました。
帰宅後しばらくして、急に雨・風ともに強くなってきました。
大嵐の状態は3~4時間くらい続いたと思います。
生きた心地がしませんでした。
ぶるぶる震えながら、NHK テレビをかじりつくように見続けました。
夕方、どうやら暴風圏を脱したようなので、
近所の鴨川の様子を観に行きました。
手前から奥に向かって賀茂川が濁流となって流れています。
向うの方を流れているのが高野川で、
今出川通に架かる賀茂大橋付近で両川が合流し、鴨川となります。
北西の方角から南東の方角に向かってレンズを向けました。
左奥、遠くに見えるのが大文字山です。
足元のすぐ近くまで水位が上がっていますが、
幸い、河川敷までは上がっていませんでした。
昨年、大雨の特別警報が京都に発令されたときは、
もっと水位が上がっていました。
が、それはこの場所でのことで、
橋の下などの低くなっている箇所は、
泥水に浸かった痕跡がありました。
NHK の中継では鴨川の四条大橋付近(東華菜館の辺り)をよく映していましたが、
ここでは河川敷の上を濁流が流れていて、
鴨川の横を流れる禊川(川床が出ているところ)が全く分からなくなっていました。
改めて自然の恐ろしさを思い知らされました。