夏の読書2014年8月5日

近所の酒房「たなかや」の息子さんであるコウスケくんは、
お勤めしているので滅多に店に顔を出すことはありません。
が、出てきた時にはひとしきり話をします。

コウスケくんは大の読書家。
かつて読書家であった私とは少しだけ接点があります。

コウスケくんは、以前、
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を貸してくれました。
映画『ブレードランナー』の原作です。

今年の初めには『夏への扉』という本を貸してくれました。
これもハヤカワ文庫の SF 小説です。

どうしてもスコア読みが優先されますし、
観た映画のパンフレットも読まないといけません。
本を読むのがどうしても後回しになっていきます。

演奏会が近づいてくるとパンフを読む時間も惜しくなってくるので、
映画を観てもパンフを買わないというケースも増えてきます。
すると本を読む頻度はますます低くなり…

演奏会を終えた数日後に読み終えたのですが、
ストーリーがどうにも反芻できないのです。
『夏への扉』は冷凍睡眠やタイムトラベルといった要素が核となっているので、
集中して読まないと私の頭ではとてもついていけないのでした。

そんなこんなで、私としては珍しく、
もう一度読むことにしました。
今度は約一週間、集中して読むことができました。

友人に騙され冷凍睡眠で未来に送り込まれた主人公が、
タイムトラベルで再び過去に戻り、
過去を書き換えてのち二度目の冷凍睡眠で未来に戻る(?)と…
ホント、ザックリまとめるとこんな感じかと。
(ちょいと雑すぎる感もありますが…)

このスカッとした読後感は、
『超高速!参勤交代』以来でしょうか!