ハンガリー・グランプリ2014年7月30日
フォーミュラ・ワン( F1 )。
大学生のときにその魅力に取り付かれて以来、二十数年。
深夜、テレビにかぶりついて観たし(たとえ、せせらぎコンサートの打上げの後でも)、
鈴鹿サーキットに何回も通ったりしたのに、
ここ数年観ていませんでした。
私自身が車の運転をやめてしまったのも大きいし、
日本人ドライバーがいなくなってしまったのも響いています。
(小林可夢偉選手が復帰したものの、下位チームなので入賞もままならず…)
去年まではベッテル選手が圧倒的に強かったようだし、
今年はメルセデス・チームの二人ばかりが勝っているみたいだし。
なんだか面白くない。
ところが、そのメルセデス・チームのドライバー二人が揉めているらしいとのニュースが!
なんだか、かつてのセナとプロストの確執が思い出されて、
久しぶりにレースを観てみようかと思いました。
それがハンガリー・グランプリだったのです。
ハンガロリング・サーキットというのは曲がりくねったコーナーだらけのコースで、
直線はちょっとしかありません。
こういうのをドライバーズ・サーキットって呼ぶんだったかな?
なんにしてもドライバーの腕前が物を言うサーキットなんです。
(マシンの性能が劣っても、ドライバーの技術で勝つ可能性が高いということ)
さらに、7月27日の決勝レース前に雨がかなり降ったらしく、路面が濡れています。
いよいよドライバーの腕にかかっていると言っていいでしょう。
レース終盤、トップを走るフェラーリ・チームのアロンソ選手(ベテラン)が、
ウィリアムズ・チームのリカルド選手(新鋭)に猛烈に追い上げられます。
アロンソはベテランらしい味のあるハンドリングでリカルドを抑えますが、
ニュー・タイヤを履いて元気のあるリカルドに遂に抜かれます。
さらに、今シーズン絶好調のメルセデスの2台にも追い上げられますが、
こちらはチェッカー・フラッグが振られるまでアロンソが抑え込みました。
優勝はリカルド選手、
2位がアロンソ選手、
3位はメルセデス・チームのハミルトン選手、
4位も同じくメルセデス・チームのロズベルグ選手、
というレース結果でした。
が、ここまでの年間ポイント・ランキングは、
1位 ロズベルグ
2位 ハミルトン
3位 リカルド
4位 アロンソ
となるのです。
F1 は年間の総合優勝(ワールド・チャンピオン)を目指して戦うもの。
一つ一つのレースで勝つことも大切ですが、
もっと大事なのは年間を通して如何にポイントを積み上げるかということ。
と書くと、なんかつまらんと思われる向きもあるかもしれませんが、
一つのレースでダメだったからといって自暴自棄になったりすると、
そのあと、ろくなことにはならない。
そんなレーサーを何人も見てきました。
F1 観戦は人生勉強だということを思い出しました。
約一ヶ月の夏休みに入るそうですが、
また観てみようっと。