『ふるさと』『このみち』2014年6月17日
音楽を聴くときは、
シャンとしていないといけない。
なんだか、そんな気負いがあったものです。
特に中学生の頃なんかは。
そんな姿勢が徐々に緩んでいって、
高校時代には寝転んで聴くのが当たり前になっていきます。
時にはヘッドフォンで『春の祭典』のレコードを聴きながら、
いつの間にか眠りこけていたなんてこともあります。
大人になると、
今度は全く聴かなくなっていきます。
CDをセットするだけのことが面倒臭くて。
そして、週に一回の練習でだけ音楽を耳にするという具合に。
これじゃあかんと思いまして、
3~4年前に卓上CDデッキを購入。
もっと気楽に音楽に接しようと思ったのです。
それ以来、近所迷惑にならないことだけ配慮して、
とにかくいつでも聴くように心掛けてきました。
ちょいと呑みながら。
本を読みながら。
体操をしながら。
昼寝をしながら。
吹奏楽やクラシックのCDがメインではありますが、
死んだ親父から引き継いだのも併せて、
我が家には種々雑多なCDがあります。
それらを並んでいる順番に、選り好みすることなく、
とにかくひとつ残らず聴いてみよう、と。
で、現在は2周目に突入しています。
先ほど、東京佼成ウインドオーケストラの日本の歌シリーズの2枚を聴き終えたところ。
CDタイトルは『ふるさと』と『このみち』。
どこか懐かしい感じのする曲が、
吹奏楽用にアレンジされています。
ビックリしたのは、合計30曲あるうち、
せせらぎで演奏したことのある曲が、
『朧月夜』をはじめとして10曲くらいあることです。
体操しながら聴いていて、
「あれ、この曲、というか、この編曲、聴いたことあるな」
しばし体操をストップして、
「あれ?聴いたことある、と違うて、やったことあるやんか!」
となるのです。
なぜか、せせらぎはこのシリーズが好きなようです。
私も、実は気に入っています。
ただし、凄く繊細な表現が求められるので、
とても難しいレパートリーでもあります。