編曲によって…2014年3月15日

岩井俊二さん作詞、菅野よう子さん作曲、
NHK東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』。
“ 歌 ” のCDは以前から持っておりましたが、
先日、JEUGIAで “ 器楽 ” 版を見つけ、購入しました。

『花は咲く』はとてもいい曲。
菅野よう子さんの作曲が素晴らしいのはもちろんですが、
岩井俊二さんの詩を “ 読む ” だけでも心が震えるし、
プロジェクトに参加した方々の様々な “ 声 ” そのものが魅力的。

これを、詩も歌声もない「楽器」だけで表現するのはとても難しいと思います。
が、1月に任天堂の吹奏楽団の定期演奏会を聴きに行った際、
フルート四重奏の素敵な『花は咲く』を聴いたのです。
このとき、楽器だけによる『花は咲く』の演奏の可能性に気付きました。

器楽版のCDには、
管弦楽、吹奏楽、フルート・ソロ、アルト・サックス・ソロ、ギター・ソロ
の5つのバージョンが入っています。
いずれも素晴らしい演奏、素晴らしい編曲でした。

中でも、吉松隆さん編曲の管弦楽版が一番心に残りました。
なぜこんなにいいのだろう?
割とスッキリした、
言葉は悪いが普通に編曲しただけのような感じなのに。
吉松隆さんの人柄が滲み出ているのでしょうか。