山陰小旅行 ~その4~2014年3月9日
出雲大東駅から木次線で宍道駅へ。
宍道駅からは山陰本線の普通列車で東に向かって進みます。
玉造温泉⇒松江⇒安来と経由して、
この列車の終点・米子で途中下車。
お昼ごはんは米子の街をぷらぷらしながら店を探すことにしました。
私たちが乗ってきた特急「やくも」などで岡山方面へ向かう伯備線。
水木しげるさんの出身地・境港へ向かう境線。
(最近は「ベタ踏み坂」で有名か?)
そして山陰本線。
分岐駅である米子なら、
お昼のお店くらいすぐ見つかると思いますがな。
が、歩けども歩けども、全く見つかりません。
諦めて駅に戻ろうとしていたら「AEON MALL」が!
「米子まで来てイオンモールもないけど、しゃーないなぁ~」
と思いつつ入りましたが、
フードコートがない!
結局、駅に戻って立ち食いそばのような店に入ったのですが、
これが旨くてビックリ!
「米吾(こめご)」というお店で、
「米屋」という、江戸時代の鳥取の廻船問屋にさかのぼることができる、
由緒あるお店なんだそうです。
「米屋」の五代目、米屋五左衛門が船子たちの腹ごしらえのために、
酢飯に鯖を載せた弁当を振舞ったそうです。
これが「吾左衛門鮓」の発祥だそうです。
その伝統を引き継ぐ「鯖寿司」と、
おそばのセットをいただきました。
もう一回書きますが、ホント、旨かった!
あとで分かったことですが、
米子駅から25分くらい歩いてはじめて食堂街のようなところに行き当たるそうです。
そうと分かっていたら、
最初から「米吾」で食べるんだったな…
(でも、歩き回った末だからこそ、
より一層美味しくいただけたのも確かですな)
ふと米子駅の売店を覗いてみましたところ、
「鷹の爪団」の「吉田くんクッキー」が売られていました。
もしや、これが島根県でしか売っていないという幻の逸品なのか!?
いや、ちょっと待て、
米子って、鳥取県やぞ。
(ちょいと西に行けば確かに島根県だが…)
もしかすると、「島根県でのみ売っている」という噂のほうが間違っているのか…
まぁ、細かいことはいいです。
毎度毎度の自虐ネタにふっと笑わされました。
昼食を終えた私たち3人は、
米子発・鳥取行きの「快速とっとりライナー」で倉吉に向かうことにしました。
車窓右手に、やはり雲がかかって空との境界線(スカイライン)が判然としない大山を望み、
左手には日本海を眺めつつ(遠くに見える巨大な橋はもしかして「ベタ踏み坂」か?)、
45分くらいで倉吉駅に到着。
ここでも宿のお迎えのワゴンに乗せていただき、
三朝(みささ)温泉に向かいます。