大阪市音楽団第107回定期演奏会を聴く ~その3~2014年2月22日
第1部。
特別指揮者・芸術顧問の秋山和慶さんの指揮による、
『行進曲「威風堂々」第1番』(エドワード・エルガー作曲/アルフレッド・リード編曲)
で幕を開けます。
言葉で表すなら “ 端正 ” がピタッとくる感じ。
決して破綻することのない流麗な音楽が紡ぎ出されていきます。
トリオの旋律に、コルネット奏者の方が2小節早く入ってしまいました。
プロ中のプロでも、こんなミスを犯すことがあるんやなァ~
逆にホッとしました。
それにしても、意外と音量がない。
というか、響いてこない。
これが新生フェスティバルホールの音なのか、
大阪市音楽団の音なのか、
この段階では判断がつきません。
続いては吉田行地さんの登場。
えっ?行地?
もしかして行也(ゆきや、または、こうや)の間違いとちゃうの?
と思っていましたが、
「YOSHIDA GYOCHI」だそうです。
失礼しました。
フィリップ・スパーク作曲『鐘の歌』。
プログラムの楽曲解説ではドイツ風と書いてありましたが、
私の印象では、やっぱり “ スパーク風 ” でした。
そして、かなりの音圧を感じました。
『威風堂々』があまり鳴らないように感じたのは、
開演1曲目だったからでしょうか?
それともホールのせいでしょうか?
あるいは指揮者の秋山さんの指示によるものでしょうか?