大阪市音楽団第107回定期演奏会を聴く ~その2~2014年2月21日

ふかふかのレッドカーペットが敷き詰められた階段を上り、
フェスティバルホールの正面入口へ。
何とも贅沢な気分です。

さらにエスカレーターで上階へ。
これがまた優雅なエスカレーターで、
ゆるゆると上っていきます。
さあ、これから演奏会場に行くのだぞ、
という気分をいやがうえにも高めてくれます。
が、待ちきれずに急ぎ足で追い抜いていく人もちらほら…
やっぱ大阪やなぁ~

フェスティバルホール、ホントに巨大です。
2700席あるそうです。
私の席は2階の最前列。
しかし中央付近は売り切れていて、
舞台に向かって左側の端でした。
開演1時間前から開場しているので、
客席はゆっくり埋まっていくような感じ。
プログラムを読みふけり、
何の気なしに客席を見回したときには、
ほぼ満席になっていました。

もうすぐ始まることを報せる予ベル、
間もなく始まることを報せる本ベル。
これがブザーといったほうがいいような「ブーッ」という音で、
何だか味気ない。
もしかすると、かつてのフェスティバルホールのベルを引き継いだ音なのかもしれませんが、
私にとっては今一つな印象です。
私としては東京芸術劇場で聴かれるようなオルゴールのような音のほうが好きですな。
あと、予ベルだけで充分。
本ベルの代わりに照明の加減で本番が近いことを報せるスタイルのほうが、
私は好きです。

クラシカルな演奏会としては珍しいと思いますが、
まず、大阪市音楽団の団長さんが登場、
挨拶をなさいました。
自治体直営の吹奏楽団としては、
これが最後の定期演奏会だそうです。
4月からは、「一般社団法人大阪市音楽団」として新たなスタートを切るとのこと。
早い話が民営化です。
寄付を募ったりされるなど、少し声を詰まらせる場面もありましたが、
会場からは温かい応援の拍手が。

そして、いよいよ一人目の指揮者、秋山和慶さんの登場です。

(続く)