鞍馬口通2009年4月7日
雨さえ降らなければ、仕事帰りは地下鉄を3駅とばし、約50分歩きます。
私にはちょうどいい動き具合のようで、体全体がホカホカして気持ちよいです。
そのまま風呂に浸かればなんだか毒素が抜け出るような感じです。
(意識を失わないよう注意)
歩くと心も軽くなります。
歩きながらいろんなことを考えることができるし、
スコアを思い浮かべて鼻歌を歌いながら歩くのもよし。
心身ともリフレッシュさせてくれる、ええカッコしていえばウォーキング。
私にとってすごく大切な時間です。
ところがこのところ忙しく、帰宅するのが午前様という有様。
睡眠不足もさることながら、歩き不足ですごく気持ち悪い。
そんな訳で、夜勤明けで珍しく時間ができたある日、思いきって四条大宮から千本鞍馬口まで歩いてみました。
映画『オリオン座からの招待状』の舞台である映画館“オリオン座”の感じが私には千本日活とダブって見えます。
高校時代にはちょいと通った場所ですが、ご無沙汰して30年弱。
今ではなかなか歩いて通ることのない場所なので、これを機に確かめてみようと思いました。
やはり千本通から見た感じはよく似てるなあと感じました。
でも近づいてみるとそうでもないな、と。
私の思い過ごしなのでしょうか?
歩く楽しみに、その街の空気感を味わうというのもあります。
なぜ、わざわざ鞍馬口通まで上がったのかというと、最近この通りの雰囲気にはまっているからです。
特に千本通と堀川通にはさまれた鞍馬口通の雰囲気が好きです。
この日は「さらさ西陣」というレトロなお店に立ち寄り、ケーキとコーヒーをいただきました。(おいおい、ケーキは似合わねえだろ!)
かつて銭湯だった建物を改装したそうで、とても落ち着きます。
長くカバンに入れっ放しだった映画のパンフを読みふけったのち、家路につきました。
ようやく体に溜まった疲れが溶け出してくれたように感じました。