農薬2014年1月30日

冷凍食品への農薬混入事件が話題となっています。

それとは直接関係ないことではありますが、
先日、京都御苑を歩いておりましたら、
唐突に進入禁止エリアとぶちあたりました。
その理由を書いた看板には、
「重要木保護のため、薬剤散布します」
と書かれていました。

まるで福島第一原発の作業員かと思わせるような重装備をした人たちが、
これから散布しようとする現場に行き合わせました。
もちろん、進入禁止エリアに入り込むようなことはしませんが、
その近辺を歩こうとするだけで「赤旗」が挙がります。
「えっ、俺、何か悪いことしたか?」と思いましたが、
私への赤旗ではありませんでした。
薬剤散布をストップするためのものでした。

私をはじめ、エリア近辺を通行していた人が離れると、
警備員が「白旗」を挙げました。
いよいよ農薬散布です。

毒々しい真黄色の液体が噴霧されていきます。
見るからに嫌な色でした。
樹木そのものは大丈夫なんだろうか?
そんな心配が胸をよぎりました。

そないに薬って必要なんでしょうか?

昨年、『奇跡のりんご』という映画を観ました。
試行錯誤の末、無農薬りんごを実現するお話です。
実話を基に創られた映画です。

薬が必要なこと、
もちろんあるとは思うのです。
が、できるだけそれに頼らないようにすることもまた、
大切だと思うのです。