ゾーンに入る2014年2月1日

スポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮する様を、
「ゾーンに入る」という言葉で表現されるのを耳にすることがよくあります。

おそらく、
最高レベルの精神集中状態に到達していることをいうのだと思います。

私は、指揮をする際、
「平常心」を保つことができているかどうかに気を配っています。
音楽に入り込み過ぎるよりも、
客観的に耳を働かすことができているかどうか、
それによって的確な指示を与えることができているかどうか?
に気を遣います。

プレイヤーも指揮者も、
冷静に音の仕上がりを聴いて判断していくことはとても大切だと思います。
が、そればかりではなく、
ありのままの心の声に耳を傾けるだけでもいいんじゃなかろうか?
最近、そんなふうに思うこともあるのです。
もっと気ままに音楽に入り込んだほうがよりよい演奏になるのではないか?
つまり、ゾーンに入ったほうがいいんじゃないか、と。

きっとバランスよく取り組んでいくのがいいのでしょう。
が、それが難しいのです。