コンデンスド・スコアを横方向に作る2013年12月11日

楽譜を解析する作業。
意外と出勤の電車内で落ち着いてできます。
できればスコアだけじゃなく五線ノートも開いて、
移調楽器だらけの吹奏楽譜をピアノ譜にまとめていきます。

この「コンデンスド・スコアを作る」作業、
これまでは “ 縦方向 ” に作業することが殆どでした。
“ 縦方向 ” とは、高音域から低音域まで同じ小節をまとめる作業をし、
それができたら次の小節に移るやり方。
まず細かいリズムのパートをまとめるので、
小節内に収まらなくなるという破綻がなくなります。
また小節単位でまとめるので、
限られた電車内での作業時間の「切り」がつけやすいのです。

しかし、音楽の流れを掴まえるのには、
縦ばかり見ているのはあまりよろしくない。
それで最近は “ 横方向 ” にまとめることを重視しています。
8小節とか16小節とか、
音楽の流れに一括りある単位を探り出し、
まず最初にメロディだけズラッと書き出してみて、
次に伴奏形を書き出してみる、
というような方法です。。
小節に幅を持たせておけばそうそう破綻するものでもないし、
そもそも自分の勉強用なんだから、
少々乱れた書き方になったって構わないわけです。

書いている途中で降車駅に着いてしまい、
空白の小節を沢山残してしまうことも多々あります。
「切り」が悪いのが難点です。

が、「やりかけ」の仕事が残っているというのは、
「どこまでやったか分からなくなる前に続きの勉強しなくちゃ!」
というモチベーションの維持に繋がっているように思います。

“ 縦 ” 重視の頃は、
切りはいいんだけれども次のお勉強タイムまで時間が空いて、
頭の中がリセットされてしまうことがよくありました。
“ 横 ” 重視はいろんな意味で良い感じです。