新島先生のお墓参りに行く2013年12月2日

昨日の夜8時からの1時間は、
完全に仕事をサボっていました。
NHK大河ドラマ『八重の桜』を観るために。
新島襄先生が他界される回なのでした。
いつもなら誰もいない筈の日曜日の夜のフロアに、
珍しく6人もの人がいて、
涙腺が爆発しないよう堪えるのが大変でした。

そして今日、凄く晴れています。
12月なので小春日和とは言わないですが、
そう言いたくなるくらいの暖かさ。
若王子山(にゃくおうじやま)にある先生のお墓参りをしよう、
と一念発起したのでした。

地下鉄東西線の蹴上駅を降りて、
南禅寺・東山高校・永観堂の前を通り過ぎてゆきます。
そして哲学の道に入ったと思ったらすぐ、
墓地への登り口となります。

ここに至るまでの喧騒が嘘のように、
ひっそりとした山道となります。
約20分ですが、真剣な登山です。
トレッキング・シューズを履いてきて良かったなと思います。

登りきったところにあったのは、同志社共葬墓地。
その中心にあるのが新島襄先生と八重さんのお墓でした。

《 真中が新島襄先生のお墓。向かって左側が八重さんのお墓。 》

《 真中が新島襄先生のお墓。向かって左側が八重さんのお墓。 》

墓地には他にも、
ドラマでは西島秀俊さん演じる山本覚馬さんのお墓や、
中村蒼くん演じる徳富蘇峰さんのお墓、
風吹ジュンさん演じる山本佐久さんのお墓など、
新島夫妻を支えた方々のお墓が並んでいました。

ひとつひとつお参りさせていただいているうち、
私、何だか感極まってきてしまいました。
思えば、新島先生は私より若くして召されて行かれたのですね。
今でもこの世に留まっている者は、
その生を全うせんといかんな。
静謐な空気の中でしみじみ感じました。

ところで、ハイヒールで登った女性が、
下山に苦しんでいるのを目にしました。
ここは、そんな装備で来るところではありません。
もしも行ってみたいと思われる方は、
きちんと準備した上で赴くことをお勧めします。