お引越し2013年11月30日
といっても、住まいを引越したのではありません。
勤務する場所が引越したのです。
といっても、人事異動でも転職でもありません。
勤務先が部署ごと新しいビルに引越したのです。
新館はありがたいことに旧館の隣に建ちました。
渡り廊下で繋がっているので、とても便利です。
旧館の同じフロアで働いていたメンバーが、
そっくりそのまま新館に引越すのですが、
業務に支障をきたさないよう、
また、引越しそのものがスムーズに行われるよう、
部署ごとの引越しタイミングがずらされました。
約一ヶ月かけての民族大移動。
私たちの部署は、
一番最後に動くことになりました。
11月11日からの一週間、
旧館のフロアに残ったのは私たちの部署だけ。
休日出勤や年末年始出勤が当たり前の私たちにとり、
他の部署の「人」がいない状況は慣れっこなのですが、
「机」も「椅子」も何にもない場所に放り出されたのは初めて。
自分たちだけでフロアを占有しているかのような優越感があるものの、
どこか寒々しい感じがするのも否めませんでした。
実際、室温も低いようでした。
直接に抱き合っているのではなくとも、
やはり人の体温っていうのは相当なものなんですね。
それに、現代ではパソコンの熱も馬鹿になりません。
その週の週末に引越し作業。
11月18日からは新館での業務がスタートしました。
この引越しに合わせて、
業務フローの見直しを進めていました。
(ああ嫌だ嫌だ、変な横文字使うの。
なんだか皆好きなんですよ、
「ワーク・フロー」とか「業務フロー」とか言うの。
「仕事の流れ」でええやん)
新しい勤務シフトをスタートさせたのも11月18日。
一応、私が業務フローの見直し(ああ、やだやだ)の責任者だったもので、
まず最初の一週間は私がそのシフトに就きました。
引越し準備から約2週間、休みなしでしたが、
先週はようやく休みがとれました。
狂ったように映画を観に行き(『燦燦』もそのひとつ)、
二度目の竹田城跡登山に挑戦し(晴れ男の面目躍如とはならず)、
とことん歩く休日となりました(毎日2万歩を超えました)
ところで、休みなしの2週間。
老体には堪えるんじゃないかと心配だったんですが、
意外とそんなことはありませんでした。
呑みすぎに注意したし、
早寝早起きを励行したし、
何より仕事に活気がありました。
引越しで気分が一新することもありましたし。
忙しくて時間がない筈なのに、
意外と譜読みもできちゃうんです。
例えば、部屋の模様替え。
面倒くさいなぁとも思うけれども、
何年かに一回でもやってみれば、
新鮮な空気が自分自身に取り込まれるみたいで、
とてもいいかもしれないなと思いました。