『モーニング・アレルヤ』を聴く2013年11月11日
朝晩、随分冷え込むようになってきました。
そんな季節に聴きたくなる曲があります。
ロン・ネルソン作曲『冬の始まりのための “ モーニング・アレルヤ ” 』です。
広島を訪れていたマエストロ・フレデリック・フェネルは、
朝の光が美しい、素晴らしい朝を迎えたそうです。
その感動が忘れられず、
彼と同じイーストマン音楽学校出身の作曲家、ロン・ネルソンに、
広島の朝の素晴らしさを音楽として表現したい、と協力を要請します。
フェネル委嘱、ネルソン作曲の『モーニング・アレルヤ』は、
東京佼成ウインドオーケストラの広島特別演奏会で、
フェネル自身の指揮によって初演されたのでした。
6分弱の短い曲ですが、
静かに夜が明けてゆく様子、
日の出、
活力に溢れた朝などが描かれ、
とても爽やかな気分になります。
ラストの和音なんか、「カッコいい!」以外に表現する言葉が見当たらない。
数年前に楽譜を買いました。
フルセットではなくてスコアだけですが。
美しい曲のスコアは、
ただ眺めているだけでも美しいのです。