江和ランドへ依頼演奏に出掛ける2013年10月15日
京都府南丹市美山町にある「観光農園江和ランド」から、
「10月13日(日)に創立20周年の記念式典を開くので、演奏で盛り上げてもらえないだろうか?」
という依頼を受けました。
確か、9月の上旬から中旬にかけてだったと思います。
準備期間一ヶ月というのはあまりに厳しい依頼だと思いましたが、
お世話になっている江和ランドさんからの依頼なんだから、
K団長を中心に何とかご要望に応えようと努力しました。
フルバンドでの演奏を希望しておられる訳ではなく、
アンサンブル形態を希望しておられる由。
こういった規模の依頼演奏をお受けする場合、
これまではフルートやクラリネットやサックス等の木管アンサンブルが多かったのですが、
今回は演奏場所が野外だということもあり、
金管楽器でアンサンブルを組むことになりました。
(木管楽器は直射日光を受けたりすると傷む危険があるのです)
トランペット=3人
ホルン=2人
トロンボーン5人
テューバ=2人
合計12人の楽員が志願してくれました。
僅か2回しか練習機会が作れませんでしたが、
何とか形作ってくれました。
(私はその練習には参加できていないのですが…)
10月13日(日)。
ようやく夏から秋に変わったかな?と思える清々しい朝。
早朝から、一路、美山を目指しました。
(私は応援&取材のためK団長の車に乗せてもらって同行)
国道162号線で京北・美山へと向かうのですが、
途中、先日の台風18号で落橋したと思われる箇所を迂回したりしつつ、
まずは集合地点の「美山町かやぶきの里」で全車集結。
それにしても、以前は私も喜んで車を運転していたものですが、
もう、あきまへんな。
乗せてもらうのがホントにありがたいです。
今回の4台のドライバーの方々、ありがとうございます。
(ちなみに、帰路、私はK団長の助手席でグースカ眠りこけてしまいました。
どうも済みません…)
※※※
江和ランドさんにお世話になっていると先述しましたが、
9年前に楽団の合宿でお邪魔したのが最初だと思います。
最初に江和ランドさんを見つけたのは、
確かトロンボーン・チームだったと記憶しています。
2月に行う楽団内のアンサンブル発表会がスタートしたばかりの時期で、
各パートともかなりの入れ込み様でした。
トロンボーン・アンサンブルを合宿練習するために江和ランドさんを探し当てた筈。
当初はトロンボーン・チームだけで行くことになっていたのが、
私のアドヴァイスが欲しいということで誘いを受け、
さらに他のパートも同行させて欲しいと話が広がり、
結局、20~25人くらいで行ったのではないでしょうか。
私たちが行ったのは雪深い真冬の美山。
雪の中でロングトーンをする人、
コテージの中でひたすら細かい音型をさらう人、
思い思いに個人練習して、
それからグループ毎に集まってアンサンブルの練習。
当時はまだホルンを吹いていた私も金管五重奏チームに参加していて、
思う存分練習させてもらいました。
「観光農園」なので、本来ならぶどう狩りなどを楽しませてもらうのでしょうが、
そういうのは一切ナシ。
が、夕食はとってもおいしい牡丹鍋!
酒も旨い!
そのあと、自然発生的な雪合戦へとなだれ込み、
「自爆!」などと訳の分からないことを喚きながら雪山に突っ込む指揮者がいたり…
私が参加したのは、その後もう一回だけだったと思いますが、
他の楽員さんはしばしば合宿に行かれました。
近所迷惑ってものを全く気にせず楽器の練習ができますから。
今回、お声掛けいただいたのは、こんないきさつがあったからです。
※※※
下の写真が創立20周年記念式典の会場です。
ここで本番の演奏を行いました。
江和ランドさんに一番お世話になったのは、
やはりトロンボーンの皆さんではないかと思います。
今回の志願者が最も多かったこともあって、
トロンボーン・チームは単独のアンサンブル演奏を2曲披露なさいました。
あとは金管楽器12人によるアンサンブル。
いずれも少ない練習で、よくまとめられたと感じました。
人数が少なくて、かつ、ベルが後ろを向いているホルンのお二人は、
音が聞こえるかどうかをさかんに心配しておられましたが、
全くその心配は当たりませんでした。
むしろ、山間のこの環境にホルンの音色はピッタリでしたな。