映画三昧(ただし、本末転倒)2013年9月8日
小学生のときに『日本沈没』を4回観に行って以来の映画好きだが、
狂ったように映画館に通い出したのは、
実は2006年の『博士の愛した数式』を観てから。
まだ10年にもならない。
たまたまNHKの朝8時30分からのワイド番組(現在の『あさイチ』ではない)を観ていた時、
ゲストが寺尾聰さんで、主演映画『博士の愛した数式』の話題だった。
「これは観てみたいなぁ~」と思い、
向かったのがMOVIX京都。
当時は今ほどにはシネマ・コンプレックスはできていなかった。
TOHOシネマズ二条もTジョイ京都もなかったので、
MOVIX京都は京都市内唯一のシネコンだった。
2001年に開業していたにもかかわらず、
『博士の愛した数式』ではじめてMOVIX京都に足を運ぶことになったのだ。
この映画の印象が鮮烈で、
「もっともっと映画が観たい!」
と強く思うようになった。
もちろんTOHOシネマズ二条にも行くし、
単館系の京都シネマにも行く。
『寅さん』リバイバルでなんばパークスシネマにも行った。
ほかにもいろいろ、観たい映画のスケジュールをネットで調べては、
あっちゃこっちゃ動き回る。
でも、一番多く通っているのがMOVIX京都なのだ。
ポイント・システムを導入している映画館は多い。
MOVIXでも「MOVIX Club」という会員システムがある。
カードというものが財布の中を占拠してしまうのが嫌いで、
できるだけカードを増やさないように心掛けてきたのだが、
この会員システムはいいな、と思ったので、
入会して MOVIX Club CARD を持つことになった。
映画を1回観たら10ポイントもらえ、
60ポイントで映画1本無料となる。
ネット予約だと12ポイントもらえるので、
その場合は5本観たら1本タダだ。
このシステムはとてもありがたく、
これまで一体どれだけ無料で観ることができただろうか。
(もちろん、有料鑑賞も相当数にのぼる訳だが………)
この会員システムが2014年に一新されることになり、
ポイント付与が2013年8月31日で終了することとなった。
(ポイント使用はもう少しの間は大丈夫)
そんな訳で8月最終週に夏休み(年次有給休暇)を取得、
竹田城跡に登った一日を除き、
MOVIX京都での映画三昧の一週間を作った。
ポイントを貯めるために映画を観る。
本末転倒もいいところだが………
新しいスーパーマン像を描いた『マン・オブ・スティール』、
カーク船長の若き日を描く『スター・トレック イン・トゥ・ダークネス』、
そして『宇宙戦艦ヤマト2199第七章』は3回。
シネコンで働いているスタッフの方々は、
想像するにアルバイトが多いだろう。
スタッフの人数も多い。
にもかかわらず、
どうも何人かのスタッフには顔を覚えられている気配がある。
「こいつ、何回来よんねんろ?ちゃんと仕事しとるんやろか?」
と怪訝な視線を感じることもあるし、
「あ!またこの人来た!」とクスクス笑いそうになるのを、
必死で引っ込めるチケット・カウンター嬢の雰囲気を感じることもある。
だが、やっぱり俺は映画が大好きだ。
映画を観ていなかったら、きっと演奏に込める「念」のあり方も違った筈だ。
これからも映画は私のそばにあり続けるだろう。
一番近い映画館であるMOVIX京都へ行くこと、
きっとこれからも最も多いだろう。
どうぞよろしくお願いします。
新しい会員システムの稼動も楽しみにしております。