耳鼻科に行く2013年8月29日

ある朝、5時くらいに目が覚めた。
前夜、夜更かししたのでもう少し眠ろうと思った。
が、ほどなくして蝉の大合唱が始まり、眠れなくなってしまった。
そこで耳栓の登場。
ちょいと奥まで突っ込みすぎた感もあったが、まあいい。
それから約3時間、本当によく眠れた。

問題は起床してすぐに起こった。
耳栓を抜いたのに、音が聞こえないのである。
と書くと少しオーバーだが、
耳栓をはずしてすぐはホントにそんな感じだった。

だんだん聞こえるようになったが、
片方の耳の聞こえは悪いままだ。
具合の悪いことに、左右どちらの耳の聞こえが悪いのか分からないのだ。
これは不思議な感覚だった。
明らかに聞こえが悪いのに、左右が分からないなんて。

そのまま出勤したが、やはり聞こえが悪いままだった。
仕事をしながらやっと、右耳の聞こえが悪いのが分かってきた。
左耳はもう大丈夫なようだ。

それから一日、フラフラしながら働いた。
夕方くらいになって何とか聞こえは回復したが、
耳のことだからとても心配だ。
音楽活動にも仕事にも、聴覚はとても大切だ。

私は長年、耳掻きを使っていない。
風呂上りに、耳の中に水滴が残っている感じがイヤなので、
綿棒で拭き取るようにはしているが、
もしかするとそれがマズいんじゃなかろうか?
耳垢を奥のほうに押し込んでいるのでは?
耳栓を使ったせいでさらに押し込んでしまったのでは?

耳の聞こえ方は回復しているが、
不安なので耳鼻科に行ってみた。

何年かぶりの耳鼻科にビックリした。
耳の中の様子を映像で見せてくれるのだ。

医師のおっしゃるには、
両耳とも、耳垢のほとんどないキレイな状態だということだ。
掃除の行き届いた健康な耳だという評価もいただいた。

耳掻きでゴリゴリやると皮膚の柔らかい耳の中を傷つけることもあるので、
あまり良くないらしい。
むしろ綿棒でやさしく掃除すべきだと。
そうか、私のやり方は間違ってなかったのか!

一時的に難聴になるにはいくつか原因があるらしく、
気圧の変化もそのひとつ。
耳栓のはずし方が良くなかったのかもしれない。
あるいは奥まで突っ込みすぎて、
鼓膜の状態が一時的におかしくなったのかもしれない。

静かに眠ることができる耳栓はなかなかの優れものだが、
取り扱いには十分注意したほうがよさそうだ。