海自の音楽隊 & 歌手2013年8月30日
MOVIX京都の帰り道、
ふらりとJEUGIA三条本店に立ち寄った。
エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の演奏による
リムスキー=コルサコフ作曲『交響組曲シェエラザード』が復刻されていないかと思い、
ちょくちょく覗くのだが、
この日もやっぱりなかった。
そんなこんなでCD売り場をブラブラしていたら、
海上自衛隊東京音楽隊の新譜が見つかった。
『祈り~未来への歌声』というタイトルのこのCD、
ジャケットの写真は音楽隊と、
ひとりの女性。
彼女の名は三宅由佳莉。
23万人の自衛官の中で唯一のヴォーカリストなのだそうだ。
全く知らなかったが、面白そうだと思って買って帰った。
歌と吹奏楽(一部、歌とピアノ)でこの構成されたアルバム、
とても美しい仕上がりだった。
三宅由佳莉さんの歌声は、
時に母のようであり、時に娘のようであり、
時に少女のようであり、時に少年のようであり、
時にオペラ歌手のようであり、時にポップス・シンガーのようであり。
曲によって変化に富み、素晴らしいと思った。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」より『夢やぶれて』。
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」より『スタンド・アローン』。
私はこの2曲が特にいいなぁと思った。
それにしても、
彼女はなぜ自衛官になったのだろう。
楽器を演奏する人が音楽隊を目指して入隊するのはよくある話だが、
自衛隊に入って歌手になるというのは、
どういういきさつなのだろう?