ノーマン・デロ=ジョイオを聴く2013年7月31日

先日のデーヴィッド・ベッドフォードに続き、
今回はノーマン・デロ=ジョイオという作曲家を紹介してみたいと思います。
この作曲家の名前を知っているとすれば、
あなたはかなり“ コアな ”吹奏楽人ではないかと思われます。

では、私が“ コア ”かというと、
それは甚だ疑問。
というのは、
彼の作品で私が知っているのは
『ハイドンの主題によるファンタジー』
という曲のみだから。

つまり、
ノーマン・デロ=ジョイオ作曲の
『ハイドンの主題によるファンタジー』が好き、
というだけのことでございます。。。

マエストロ・フレデリック・フェネル指揮
東京佼成ウィンドオーケストラの
“ コンテンポラリー選集 セレブレーション ”
というCDのトリを飾ります。

私はこのCDの東京佼成ウィンドオーケストラの演奏に衝撃を受けました。
「ナマでもこれほどの演奏をするんだろうか?」
それを確かめたくて、
ノーマン・デロ=ジョイオ作曲『ハイドンの主題によるファンタジー』
がプログラムされた佼成ウィンドの定期演奏会を、
東京・上野の東京文化会館まで聴きに行ったことがあります。

私はここでも電気を喰らったような衝撃を受けました。
あまりにも凄い演奏だったのです。
これを機に、
「いつか佼成ウィンドと仕事がしたい」
と強く思うようになりました。

ラジオのディレクターとなった数年後、
遂に録音ディレクターとしてその夢が実現しました。
その際のメイン・プログラムは、
『ハイドンの主題によるファンタジー』収録CDのタイトルともなっている、
フィリップ・スパーク作曲『セレブレーション』でした。
(私にとって現代吹奏楽の最高傑作!)

さて、デーヴィッド・ベッドフォード作曲の『波濤にかかる虹』同様、
ノーマン・デロ=ジョイオ作曲『ハイドンの主題によるファンタジー』も、
朝の体操の時間によく聴く曲です。
なんだか一日いい気分で過ごせそうだと私は感じます。