『交響的断章』の合奏を開始する2013年7月24日
ヴァーツラフ・ネリベル作曲『交響的断章』。
曲の長さは6~7分と、それ程のことはないのですが、
中身はいわゆる前衛的なテイスト。
このような現代曲、
せせらぎで採り上げることは全くといっていい程ありません。
しばらく本番予定のないこの時期に、
練習曲として敢えて採用してみました。
ネリベルには、
『交響的断章』と『二つの交響的断章』という、
“ 断章2作品 ” があります。
今回、採り上げているのは前者。
ちなみに後者は、1986年の第2回定期演奏会で演奏しています。
(「これまでの活動」参照)
当時はホルン吹きのエキストラとして参加した記憶が…
懐かしいなぁ~
音程、和音、リズム、何をとっても非常に難しいのがネリベルの曲。
一人ひとりがしっかりしないと形にならないので、
ウィンド・アンサンブルを鍛えるにはもってこいです。
プレイヤーの皆さんにとっては、
まだまだ難しいと感じるだけかもしれません。
が、スコアを読んでいる指揮者にとっては、
リズムの噛み合わせや音のぶつけ方、
大変興味深い曲です。
モチーフにしてもシンプルで、
変奏して(変装といったほうがいいかも)いろんな場面で顔を出します。
そんな面白さを伝えることができるよう、
精進していきたいと思います。