ブレない伴奏の難しさ2013年6月29日
音楽の演奏で何よりも大切なのは、
「聴く」ことだと思っています。
アンサンブルの基本だし、
合奏練習時にもしょっちゅう呼びかけています。
よく聴きあって演奏できているのなら、
少々テンポが速くなったり遅くなったりしても大丈夫だと思うのです。
しかし、どソロの場面での伴奏は、
ばっちりテンポ・キープできている必要があると思います。
(どソロ=オーケストラをバックに坂本冬美さんが歌っているような感じのソロ。
別に坂本冬美さんでなくてもいいんですが…
まあ、そんな情景をイメージをしていただければ。。。)
ソリストが大きく抑揚をつけるのを聴いて、
バックのオーケストラがゆらゆらすると、
もはや収拾がつかなくなるのですね。
普段、「よく聴くように」注文していますが、
こういった場面での伴奏は、心を鬼にして臨まなければ(大袈裟か?)
その反面、コンチェルトを演奏する場合は、
ソリストとオーケストラは互いを聴きあってゆらゆらするほうがいい、
と私は思うんです。
いや~、ホントに難しいです。